トルコ人気周遊ツアーを比較|ターキッシュエア&トラベル・クラブツーリズム・JTB夢物語は何が違う?

初めてのトルコ旅行で周遊ツアーを探し始めると、ターキッシュエア&トラベル、クラブツーリズム、JTB旅物語など、気になる旅行会社がいくつも出てきます。

カッパドキア、イスタンブール、パムッカレ、エフェソスを回るツアーは多く、一見すると「どれも似ている」と感じるかもしれません。

ただ、実際に旅程を見比べると、各社が力を入れているところはかなり違います。

  • トロイまで足を延ばして、少人数でゆったり回るツアー
  • 8日間でイスタンブールの見どころを濃く楽しむツアー
  • ANA直行便や高速鉄道、自由時間のあるコースを選べるツアー

など、同じトルコ周遊でも「何を見せたい旅なのか」「どこまで任せたいのか」が異なります。

この記事では、初めてのトルコ旅行で候補に入りやすい代表的な周遊コースをもとに、ターキッシュエア&トラベル、クラブツーリズム、JTB旅物語の違いを整理します。

なお、ツアー内容や旅行代金、ホテル、航空便、燃油サーチャージの扱いなどは出発日によって変わります。申し込む前には、必ず最新の日程表と旅行条件を確認してください。

比較しているのは各社の代表的な周遊コースです

ターキッシュエア&トラベル、クラブツーリズム、JTB旅物語には、出発地・日数・航空会社・ホテル・自由時間の有無などが異なる複数のトルコツアーがあります。
そのため、「気球に乗れるか」「自由時間があるか」「どの都市に泊まるか」といった条件は、必ず希望する出発日の最新日程表で確認してください。

目次

トルコ周遊ツアーを比較|ターキッシュ・クラブツーリズム・JTBの違い

まずは、3社の代表的な周遊ツアーを大まかに比べてみます。

比較ポイントターキッシュエア&トラベルクラブツーリズムJTB旅物語
代表的な日数9日間6泊8日9日間
旅のタイプ少人数で、観光・食事・移動まで任せやすい完成型短めの日程で観光を濃く楽しむ充実型ANA利用や自由時間の有無など、旅程の好みで選べるタイプ
主な見どころイスタンブール、カッパドキア、トロイ、パムッカレ、エフェソスイスタンブール、カッパドキア、エフェソス、パムッカレエフェソス、パムッカレ、コンヤ、カッパドキア、イスタンブールなど
移動の特徴4〜19名限定、バス1人2席、国内線利用国内線2回、一部出発日はバス1人2席高速鉄道や3列シートVIPバスを使うコースあり
ホテルの特徴全都市5つ星デラックスホテル、洞窟ホテル、ツインベッド確約デラックスクラスホテル、洞窟ホテル、旧市街エリア泊Lグレードホテルや洞窟ホテルなど、コースごとに異なる
サポート専属日本語ガイド+現地ツアーデスク添乗員+現地日本語ガイド添乗員+現地日本語スルーガイド
向く人現地で考えることを減らし、移動や客室条件も重視したい人イスタンブールを濃く見て、効率よく回りたい人ANA利用や鉄道体験、自由時間などを重視したい人

ここからは、それぞれの違いをもう少し具体的に見ていきましょう。

トルコツアーの行き先を比較|トロイ・イスタンブール・世界遺産の違い

トルコ周遊ツアーで最初に見たいのは、「どの都市へ行くか」だけではありません。

同じイスタンブール、カッパドキア、パムッカレ、エフェソスを含む旅でも、どこに一日を使うかによって、旅の印象は大きく変わります。

ターキッシュエア&トラベルは、トロイまで入れる王道広域周遊

ターキッシュエア&トラベルの人気9日間コースは、イスタンブール、カッパドキア、トロイ、パムッカレ、エフェソスの5つの世界遺産を巡る構成です。

トロイは、パムッカレやエフェソスのある西部とは少し離れた北西部にあります。

そのため、日数を短くまとめるツアーでは外されやすい場所でもありますが、「トロイの木馬」で知っていた物語の舞台に立てるのは大きな魅力です。

遺跡としては、エフェソスのように大劇場や大理石通りが連続するタイプとは少し違います。けれど、観光用に再構築された木馬で記念撮影をしたり、神話や世界史で知っていた場所を実際に訪れたりする体験は、初めてのトルコ旅行では印象に残りやすいでしょう。

「せっかくトルコまで行くなら、トロイも外したくない」という人には、ターキッシュエア&トラベルの旅程が向いています。

クラブツーリズムは、イスタンブールを“11(いい)とこどり”で楽しむ

クラブツーリズムの代表コースは、トロイを入れる代わりに、イスタンブール観光をかなり濃く組み込んでいるのが特徴です。

地下宮殿、トプカプ宮殿とハレム、ブルーモスク、リュステム・パシャ・モスク、スレイマニエ・モスクに加え、グランドバザール、エジプシャンバザール、アラスタバザールも訪問します。

さらに、ボスポラス海峡ナイトクルーズ、ガラタ橋ウォーク、チュネル乗車、イスティクラール通り、タクシム広場、オルタキョイでの夕景ディナーまで入ります。

イスタンブールは、モスクや宮殿を一度見て終わりにするよりも、旧市街、新市街、海峡沿いの景色、市場の空気感まで触れると、街そのものの面白さが見えてくる場所です。

カッパドキアやパムッカレだけでなく、イスタンブールも旅の主役としてしっかり楽しみたい

という人には、クラブツーリズムの構成が合いやすいでしょう。

JTB旅物語は、王道周遊と滞在型を選び分けやすい

JTB旅物語には、エフェソス、パムッカレ、コンヤ、カッパドキア、イスタンブールを回る王道周遊型があります。

このタイプは、エフェソスやパムッカレを押さえつつ、コンヤのメヴラーナ博物館、カッパドキアの洞窟ホテル、高速鉄道、セマーショーなども楽しめる構成です。

一方で、カッパドキアとイスタンブールに3連泊ずつし、イスタンブールで終日自由行動を取れる滞在型のコースもあります。

「初トルコだから有名どころを一度に見たい」のか、「団体旅行の安心は欲しいけれど、イスタンブールでは自分でも歩きたい」のかで、同じJTB旅物語の中でも選び分けられるのが特徴です。

トルコ周遊ツアーの移動を比較|国内線・高速鉄道・バスの違い

トルコは広い国です。

エフェソス、パムッカレ、コンヤ、カッパドキア、イスタンブールを一度に回ろうとすると、どうしてもバス移動や国内移動の時間は発生します。

観光地の数だけでなく、その間をどうつなぐかは、ツアー選びでかなり大事です。

ターキッシュエア&トラベルは、少人数と1人2席で長距離移動の負担を抑える

ターキッシュエア&トラベルの代表コースは、4〜19名限定で、専用バスは1人2席利用が基本です。

長距離移動では、隣に知らない人が座るかどうかだけでも疲れ方が違います。

荷物を置いたり、少し体勢を変えたり、うとうとしたりできる余裕があると、移動そのもののストレスはかなり減ります。

さらに、アンカラからイスタンブールの移動には国内線を使い、長距離バス移動を短縮しています。

トロイまで入る広域周遊でありながら、移動時間をただ我慢するのではなく、少人数・座席・国内線で負担を軽くする設計です。

クラブツーリズムは、国内線2回で効率よくつなぐ

クラブツーリズムは、国内線を2回使って移動を効率化しています。

初日にイスタンブールからイズミールへ移動しておくことで、翌日のエフェソス観光に入りやすくしています。また、カッパドキアからイスタンブールへも国内線を利用し、バスで8時間以上かかる距離を短縮する構成です。

8日間という比較的短めの日程で、エフェソス、パムッカレ、カッパドキア、イスタンブールを回るためには、国内線の活用が大きな役割を果たしています。

なお、バス1人2席は一部出発日に限られます。ここは「いつでも1人2席」とは考えず、希望する出発日の日程表を確認するのが大切です。

JTB旅物語は、高速鉄道を旅の体験に変える

JTB旅物語の王道周遊型コースでは、アンカラからイスタンブールへの移動に高速鉄道を使います。

移動時間を短くすることだけを考えるなら、国内線の方が便利に見えるかもしれません。

ただ、高速鉄道に乗ることで、車窓からアナトリアの景色を眺めながら移動する時間そのものが、旅の思い出になります。

トルコの高速鉄道に乗る機会は、個人旅行であっても旅程に入れない限りなかなかありません。

飛行機で時間を短縮するより、移動も含めてトルコらしい体験にしたい

という人には、JTB旅物語の構成が面白く感じられるでしょう。

トルコツアーのホテルを比較|洞窟ホテル・連泊・部屋の条件

トルコ周遊では、毎日観光地を回るからこそ、ホテルの場所や部屋の条件も大切です。

「5つ星」「デラックス」「Lグレード」といった言葉だけを見るのではなく、連泊数、立地、洞窟ホテルの内容、ベッドの条件まで見ておきましょう。

さるぱんちゃん

周遊ツアーではホテルを出発する時間が午前8〜9時頃になる日も多く、ホテルの施設をゆっくり楽しめるとは限りません。
温泉プールやスパ、眺めのよいラウンジがあっても、観光の合間に少し利用できれば十分という日程になることがあります。ホテルのグレードだけでなく、何連泊するのか、到着後にどのくらいホテルで過ごせるのかも確認しておくと安心です。

ターキッシュエア&トラベルは、ツインベッド確約がわかりやすい

ターキッシュエア&トラベルは、全都市5つ星デラックスホテルを掲げ、カッパドキアではスペシャルクラスの洞窟ホテルに2連泊します。

さらに、全都市でツインベッドルーム、つまりベッド2台の部屋を事前確約としているのが特徴です。

海外ツアーでは「2名1室」と書かれていても、必ずしもベッドが2台あるとは限りません。

ダブルベッド1台の部屋になったり、ダブルベッドと簡易ベッドの組み合わせになったりする可能性もあります。

夫婦なら問題にならないことでも、友人同士や姉妹旅行では「それぞれ別のベッドで休めるか」は地味に大事です。

また、代表コースでは、イスタンブール、カッパドキア、パムッカレでバスタブ付き客室を用意すると案内されています。ただし一部期間を除くため、希望する出発日の条件は確認してください。

クラブツーリズムは、旧市街エリア泊と温泉プール付きホテルが魅力

クラブツーリズムは、イスタンブールで旧市街エリアのホテルに宿泊する構成です。

世界遺産エリアのど真ん中ではないものの、旧市街を観光する日が多いツアーでは、街の雰囲気を感じやすい立地といえます。

カッパドキアでは洞窟ホテルに2連泊し、パムッカレでは温泉プール付きホテルを利用します。

観光だけでなく、洞窟ホテルや温泉プールといった「泊まる体験」も旅の楽しみにしたい人には、魅力的な組み合わせです。

JTB旅物語は、ホテルの立地と自由時間の相性を見る

JTB旅物語の滞在型コースでは、イスタンブール旧市街のホテルに3連泊し、終日自由行動が用意されています。

これは、ホテルの立地と自由時間の相性が良い例です。

自由行動の日に、気になったカフェへ行く、もう一度バザールを歩く、モスクをゆっくり見直すなど、自分のペースで街を楽しめます。

一方、王道周遊型では、イスタンブールでLグレードホテルに泊まるコースもあります。

さるぱんちゃん

イスタンブールでは、JTB基準でLグレードに位置づけられるハイアットリージェンシー・アタキョイに2連泊します。
LグレードとはJTB独自のホテル評価で、Aグレードより上のランクです。
ホテルのグレードだけでなく、旧市街からの距離や自由時間の使いやすさもあわせて確認しておくと安心です。

ホテルの格や設備を楽しみたいのか、ホテル周辺から自分で街歩きをしやすいことを重視するのかで、選び方は変わります。

トルコツアーは自由時間あり・なしで選ぶ|お任せ型との違い

初めてのトルコ旅行では、「自由時間がある方がいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

ただ、自由時間は多ければ良いわけではありません。

土地勘がない国で、何を食べるか、どこへ行くか、移動は大丈夫かまで自分で決めるのは、旅行慣れしていない人には意外と負担です。

ターキッシュエア&トラベルは、判断を減らしたい人向け

ターキッシュエア&トラベルの代表コースは、全観光・全食事付きです。

さらに、海峡クルーズやベリーダンスショーも旅程に含まれており、「現地でオプショナルツアーを追加するか」「夕食はどこにするか」を毎回考えなくてよい構成になっています。

これは「自由がない」というよりも、

初めてのトルコで、迷わず、探さず、主要な見どころを回りたい人のための設計

と考えると分かりやすいでしょう。

英語やトルコ語に不安がある人、旅先で食事店を探すことまで疲れそうな人、同行者に段取りを任せきりにしたくない人にも向いています。

クラブツーリズムは、自由時間より観光密度を優先するタイプ

クラブツーリズムの代表コースは、8日間の中にイスタンブールの見どころを多く組み込んでいます。

自由時間を大きく取るよりも、モスク、バザール、ナイトクルーズ、新市街、海峡沿いの街などをガイド付きでしっかり案内するタイプです。

自分で探して回るより、初めから「ここは見ておくと楽しい」という場所に連れて行ってほしい

という人には、むしろ安心感があるでしょう。

JTB旅物語は、自由時間ありのコースを選べる

JTB旅物語は、王道周遊型だけでなく、イスタンブールで終日自由行動を取れる滞在型コースもあります。

「初めてだからガイド付きがいい。でもイスタンブールでは、自分でも少し歩いてみたい」という人は、こうしたコースを選ぶと満足しやすいでしょう。

自由時間にドルマバフチェ宮殿やガラタ塔へ行くオプショナル観光を選べるコースもあるため、完全な自由行動が不安な人でも、自分の好みに合わせて調整しやすいのが魅力です。

添乗員同行のトルコツアーを比較|ガイド・サポート体制の違い

トルコ旅行では、「大手だから安心」「専門会社だから安心」と一言で片づけるのではなく、どんな場面で安心したいかを考えるのが大切です。

ターキッシュエア&トラベルは、トルコ専門ならではの細かな配慮

ターキッシュエア&トラベルは、トルコ旅行を中心に扱う専門型の旅行会社です。

専属日本語ガイドが到着から出発まで同行し、現地ツアーデスクもサポートします。

ホテルのチェックインやレストランでの注文、ハマムの予約、体調不良や忘れ物、パスポート紛失時の相談など、現地で起きがちな困りごとに対応する仕組みを打ち出しています。

また、4名催行、少人数制、一人部屋追加代金、現地発着プラン、出発空港が異なる同行者との現地合流など、参加方法の柔軟さも特徴です。

トルコの現地事情を分かっている会社に、旅の細かいところまで任せたい

という人には、ターキッシュエア&トラベルが候補になります。

クラブツーリズムは、添乗員同行の団体旅行らしい安心感

クラブツーリズムは、添乗員と現地日本語ガイドのダブルサポートがあり、海外旅行に慣れていない人でも参加しやすい体制です。

また、旅行説明会を開いている点も、申し込む前に現地情報や旅程を聞きたい人には安心材料になるでしょう。

一人参加可能な旅、友人同士、夫婦旅行、写真・撮影、歴史、絶景など、旅行の目的に合わせてツアーを探しやすいのもクラブツーリズムらしい特徴です。

JTB旅物語は、航空会社や旅行スタイルから選びやすい

JTB旅物語は、ANA直行便を使いたい人、鉄道の旅も楽しみたい人、ホテル立地や自由時間を重視したい人など、希望条件からコースを選びやすいのが魅力です。

添乗員と現地日本語スルーガイドの2名体制も、初めてのトルコでは心強いでしょう。

「有名な会社だから」という理由だけではなく、

航空会社、日数、ホテル、自由時間、体験内容まで含めて、自分に合う形を選びたい

という人に向いています。

料金比較で見るべきなのは、表示価格より「最終的にいくらか」

トルコ周遊ツアーは、旅行代金だけを見ると安く見えるコースもあります。

ただし、最終的な支払額を比べるときは、次の項目も確認しましょう。

  • 燃油サーチャージ
  • 国内・海外の空港諸税
  • 国際観光旅客税
  • チップ
  • 食事の回数
  • 海峡クルーズやショーなどの体験料金
  • 一人部屋追加代金
  • オプショナルツアーの費用
  • ビジネスクラス追加代金

ターキッシュエア&トラベルは、燃油サーチャージ込み、全観光・全食事付き、チップ込みを打ち出しているため、旅行代金以外に何が必要かを見通しやすいタイプです。

一方、クラブツーリズムやJTB旅物語は、燃油サーチャージや空港諸税が別途必要なコースがあります。

基本旅行代金が安く見えても、条件によっては総額が大きく変わることがあります。

比較するときは、「旅行代金」ではなく、出発までに払う総額と、現地で必要になりそうなお金まで見ておくと安心です。

カッパドキアの気球に乗りたい人は、気球の扱いを最優先で確認

カッパドキアの熱気球は、トルコ旅行で「絶対にやってみたいこと」として挙がりやすい体験です。

ただし、同じ旅行会社のトルコツアーでも、気球の扱いはコースごとに異なります。

気球搭乗がツアーに含まれるコースもあれば、別料金のオプションとして案内されるコース、気球を眺めるだけの観賞ツアーが組み込まれているコースもあります。日程表に「気球」と書かれていても、実際に乗れるとは限らないため注意が必要です。

今回比較した代表コースでは、ターキッシュエア&トラベルはカッパドキア早朝気球ツアーを事前に申し込める形で案内しています。一方、クラブツーリズムとJTB旅物語の代表コースでは、日程表上に気球搭乗の案内は確認できませんでした。

そのため、気球体験を旅の目的のひとつにしたい人は、観光地やホテルだけでなく、次の点を必ず確認しましょう。

  • 気球に「乗る」プランなのか、「見る」だけの観賞プランなのか
  • 事前申込ができるのか、現地申込なのか
  • カッパドキアに何連泊するのか
  • 中止になった場合、翌朝に再挑戦できる余地があるか

気球は天候や風の影響を強く受けるため、予約していても必ず飛べるわけではありません。

だからこそ、気球を絶対に外したくない人は、気球の申込方法が明確で、カッパドキアに連泊するツアーを優先して選ぶと安心です。

筆者が日程表を見て感じたこと|トルコ周遊は「移動の快適さ」まで見て選びたい

ここまで見てきたように、ターキッシュエア&トラベル、クラブツーリズム、JTB旅物語は、どれもトルコの代表的な見どころを巡れるツアーです。

ただし、同じ「カッパドキア・イスタンブール・エフェソス・パムッカレを回る旅」でも、何を優先するかで向くツアーは変わります。

ターキッシュエア&トラベル|やりたいことを最初から取りこぼしたくない人向け

ターキッシュエア&トラベルは、カッパドキアの気球体験、トロイ、少人数、バス1人2席、到着後の部屋休憩、ツインベッド確約まで重視したい人に向いています。

「トルコに行くなら、気球にも乗りたい。トロイも見たい。移動中もできるだけ疲れたくない」と、やりたいことと快適さの両方を最初から押さえておきたい人には、いちばん選びやすい構成です。

特に、深夜に日本を出発して朝にイスタンブールへ到着し、まずホテルで休んでから観光を始める流れは、長距離フライト後の体を考えるとよくできています。

クラブツーリズム|8日間でイスタンブールを濃く楽しみたい人向け

クラブツーリズムは、8日間だけあって移動はやや多く感じます。

ただ、そのぶん国内線を2回使って移動をつなぎながら、イスタンブールのモスク、バザール、夜景、海峡クルーズ、新市街まで濃く楽しめるのが魅力です。

バス移動も「次の観光地まで休める時間」と受け止められる人なら、短めの日程の中でトルコらしい景色や街の空気をしっかり味わえるでしょう。

一方で、成田を出たあと初日にイズミールまで移動すること、帰国便がイスタンブールを14時台に出発することは、人によっては少し惜しく感じるかもしれません。

「現地で過ごせる時間をできるだけ長く取りたい」と考える人は、初日と最終日の航空便の時間も見比べておくと安心です。

JTB旅物語の王道周遊型|ANA利用とトルコらしい体験を重視する人向け

JTB旅物語の王道周遊型は、ANA直行便、セマーショー、3列シートのVIPバス、高速鉄道、貸切ボスポラス海峡クルーズなど、観光地以外の体験も楽しめるのが魅力です。

「ANAで行きたい」「トルコの高速鉄道や旋回舞踊も体験してみたい」という人には、旅の記憶に残りやすいコースだと思います。

ただし、午後にイスタンブールへ到着してからイズミールへ移動する初日と、アンカラからイスタンブールまで約4時間かけて高速鉄道に乗る日は、参加者によって受け止め方が分かれそうです。

列車の旅を楽しみにできる人には魅力ですが、50代以降の旅行では、移動そのものを旅情として楽しめるか、それとも観光の時間や体力を優先したいかで満足度が変わるでしょう。

気球が絶対条件ではなく、ANA利用と、トルコならではの体験を重視したい人に向くコースです。

JTB旅物語の滞在型|自分の時間もきちんと欲しい人向け

JTB旅物語の滞在型コースは、気球や西部の王道遺跡をたくさん回ることよりも、カッパドキア3連泊、イスタンブール旧市街3連泊、丸一日の自由時間に価値を感じる人に向いています。

お土産をゆっくり見たい人、気に入った場所へもう一度行きたい人、団体旅行の安心感は欲しいけれど、すべてが決められた行程では少し息が詰まる人には、かなり合いそうです。

トルコは見どころが多い国ですが、イスタンブールは特に「もう少しここを歩きたい」「あの店に戻りたい」が出やすい街です。

自由時間をどう使いたいかまで想像して選ぶと、旅の満足度は上がると思います。

初日と最終日も、ツアー選びの大事な比較ポイント

私自身は、日本を深夜に出発して、朝にトルコへ着く便の方が、現地で過ごす時間を無駄にしにくいと感じます。

午後にトルコへ到着して、そのまま国内線に乗り継ぐ旅程も悪いわけではありません。けれど、せっかく遠くまで来たのなら、初日から現地の時間をもう少し使えたらと思う人もいるはずです。

同じように、最終日も午後の早い時間に出発する便と、夜まで現地に滞在できる便では、イスタンブールで過ごせる時間が変わります。

ツアー内容は、それぞれ自分の好みに合うものを選べばよいと思います。

ただ、トルコは国土が広く、周遊旅行ではどうしても移動が多くなります。

そのため、観光地の数やホテルのグレードだけでなく、

  • 初日は何時にトルコへ到着するか
  • 到着後すぐ観光するのか、ホテルで休めるのか
  • 国内線や高速鉄道で、どの移動を短縮しているか
  • バスの座席に余裕があるか
  • 連泊があるか
  • 長い一日のあと、ホテルでしっかり休める部屋が用意されているか
  • 最終日にどのくらい現地時間を使えるか

まで見ておくことをおすすめします。

トルコ周遊は、見どころを詰め込むほど良い旅になるわけではありません。

自分にとって「これは外せない」と思う体験と、移動中にどこまで快適に過ごしたいかのバランスを見ながら選ぶと、満足度の高い旅になりやすいでしょう。

トルコツアーはどれがいい?タイプ別の選び方

最後に、どんな人にどの旅行会社のツアーが合いやすいかを整理します。

こんな人合いやすい選択肢
初めてのトルコで、食事・観光・移動までなるべく任せたいターキッシュエア&トラベル
トロイの木馬まで見て、5つの世界遺産を巡りたいターキッシュエア&トラベル
少人数、バス1人2席、ツインベッド確約を重視したいターキッシュエア&トラベル
到着日にまずホテルで休んでから観光を始めたいターキッシュエア&トラベル
8日間で、イスタンブールを濃く楽しみたいクラブツーリズム
モスク、バザール、夜景、海峡クルーズなど、街の魅力もたっぷり味わいたいクラブツーリズム
国内線を使い、短めの日程で効率よく王道を回りたいクラブツーリズム
ANA直行便を選びたいJTB旅物語
高速鉄道やセマーショー、貸切クルーズなども楽しみたいJTB旅物語の王道周遊型
団体旅行の安心は欲しいが、イスタンブールでは自由時間も欲しいJTB旅物語の滞在型
カッパドキアの気球体験を旅の目的のひとつにしたい気球の事前申込案内が明確なターキッシュエア&トラベルを優先して確認
JTBやクラブツーリズムを検討しているが、気球にも乗りたい希望する出発日のコースで「搭乗」なのか「観賞」なのか、オプションの有無を必ず確認

まとめ|同じトルコ周遊でも、旅の作りはかなり違う

トルコ周遊ツアーは、行き先だけを見ると似て見えます。

けれど実際には、

  • トロイまで行くか
  • イスタンブールをどこまで深く見るか
  • バス移動をどう楽にするか
  • ホテルや部屋に何を求めるか
  • 自由時間が欲しいか
  • 現地での判断をどこまで減らしたいか

によって、選ぶべきツアーは変わります。

ターキッシュエア&トラベルは、少人数、1人2席、ツインベッド確約、全食事・全観光付きなど、初めてのトルコで「現地の細かいことまで任せたい人」に向くツアーです。

クラブツーリズムは、短めの日程の中でイスタンブールを濃く楽しみたい人に向いています。

JTB旅物語は、ANA利用、高速鉄道、自由時間のある滞在型など、自分の希望する旅行スタイルに合わせてコースを選びたい人に向いています。

「どこが一番いいか」ではなく、自分はトルコで何を見たいのか、何を任せたいのかを考えると、ツアーは選びやすくなります。

気になるコースが見つかったら、出発日ごとの日程表、ホテル、燃油サーチャージ、空港税、取消条件まで確認してから申し込んでください。

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この記事を書いた人

さるぱんちゃんのアバター さるぱんちゃん トルコびいきの旅ノート管理人

広島県出身。アメリカで約20年暮らしたあと、2017年からトルコに移住。トルコ人の夫と暮らしながら、イスタンブールをはじめとする観光地、地方都市、世界遺産、市場、食文化、日々の暮らしなどを取材・発信中。

初めてトルコを訪れる前、「行ってみたい気持ちと、少し身構えてしまう気持ち」が同居する感覚に、英語の apprehensive(これから起きることに対して、不安や心配を感じているという意味)という言葉が重なった経験を持つ。

旅行者としての不安を置き去りにせず、現地で暮らす中で得た実感も交えながら、初めてのトルコ旅行に役立つ情報を発信。

市場、朝ごはん、地方都市、見慣れない食材を見ることが趣味。旅先では観光地だけでなく、スーパーや食料品売り場ものぞくタイプ。世界遺産検定保持者。

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