カッパドキアへ飛行機で行こうと調べ始めると、

カッパドキア空港ってどこ?



ネヴシェヒル空港とカイセリ空港、どっちを選べばいいの?
と迷う方も多いのではないでしょうか。
カッパドキア観光でよく利用される空港は、主に次の2つです。
- ネヴシェヒル・カッパドキア空港(NAV)
- カイセリ空港(ASR)
カッパドキアに近いのはネヴシェヒル空港ですが、カイセリ空港の方が航空便の選択肢が多い傾向があります。
そのため、単純に「近い空港を選べばいい」というわけでもありません。
この記事では、ネヴシェヒル空港とカイセリ空港の違いを比較しながら、ギョレメやホテルまでの移動方法、空港シャトル、ホテル送迎、自力で移動する場合のポイントまで紹介します。
カッパドキアには空港が2つある


最初に少しわかりにくいのが、カッパドキアには「カッパドキア国際空港」というひとつの巨大な空港があるわけではないことです。
カッパドキア観光で利用される主な空港は、ネヴシェヒル県にあるカッパドキア空港と、隣のカイセリ県にあるカイセリ空港の2つです。
また、カッパドキア自体もひとつの町ではありません。
ギョレメ、ウチヒサル、ユルギュップ、アヴァノス、ネヴシェヒルなど複数の町にホテルがあるため、空港から「カッパドキア市内」へ向かうというより、自分が泊まる町やホテルまで移動すると考えるとわかりやすいです。
ネヴシェヒル・カッパドキア空港(NAV)
ネヴシェヒル・カッパドキア空港は、トルコ語では Kapadokya Havalimanı。



英語では Cappadocia と表記しますが、トルコ語では Kapadokya(カパドキヤ) です。現地の案内板やトルコ語サイトでは「Kapadokya」と表示されます。


IATA空港コードはNAVです。
トルコの空港を管理するDHMİ(トルコ国営空港管理局)の公式情報でも、ネヴシェヒル県にあるカッパドキア空港として案内されています。
ギョレメまでは約40km、車でおよそ40〜45分。
カッパドキアの主要観光エリアに近いのが大きなメリットです。
2026年9月現在、ネヴシェヒル空港からは主にイスタンブール空港(IST)とサビハ・ギョクチェン空港(SAW)への国内線が運航されています。
カイセリ空港(ASR)
もうひとつが、カイセリ県にあるカイセリ空港(Kayseri Havalimanı)です。



エルキレット空港(Erkilet Airport)と呼ばれることもあります。
IATA空港コードはASR。
DHMİによる正式な案内では国内線・国際線の両方に対応する空港で、ターミナルもネヴシェヒル空港よりかなり大きめです。
ギョレメまでは約75km、車でおよそ60〜75分。
ネヴシェヒル空港より距離はありますが、イスタンブール便をはじめ国内線の選択肢が多く、時期によってはヨーロッパ方面への国際線も運航されています。
カッパドキアの空港は結局どっちがいい?


ざっくり比較すると次のようになります。
| 比較 | ネヴシェヒル空港(NAV) | カイセリ空港(ASR) |
|---|---|---|
| カッパドキアまでの距離 | 近い | やや遠い |
| ギョレメまで | 約40km | 約75km |
| 車での所要時間 | 約40〜45分 | 約60〜75分 |
| 航空便の選択肢 | 少なめ | 多め |
| イスタンブール便 | あり | あり |
| 国際線 | 限定的 | あり |
| 空港送迎料金 | 比較的安め | やや高め |
迷ったら、
航空券の値段や時間がほぼ同じならネヴシェヒル空港。
カイセリ空港の方が航空券が安い、または時間帯が便利ならカイセリ空港。
くらいに考えるとよいと思います。
空港からの移動時間だけを見るとネヴシェヒルが有利ですが、旅行全体で考えると、フライトの出発時間や乗り継ぎのしやすさも重要です。
たとえばネヴシェヒル便を選ぶためにイスタンブールで何時間も待つのであれば、カイセリ空港へ飛んでそこから車で移動した方が早いこともあります。
ネヴシェヒル空港からギョレメ・ホテルへの移動
ネヴシェヒル空港からギョレメへは、主に次の方法があります。
空港シャトルを利用する


ひとり旅や少人数旅行なら利用しやすいのが、乗り合いタイプの空港シャトルです。
2026年5月時点の案内では、ネヴシェヒル空港からギョレメ方面への共有送迎は約45分、500TL前後となっています。
アヴァノスやユルギュップ方面への送迎もあります。
ただし料金は変更されることがあるため、予約時に最新料金を確認してください。
ホテルに送迎を頼む


カッパドキアのホテルでは、空港送迎を手配してくれるところも多くあります。
ホテル予約後に、
「Airport transferはありますか?」
と確認してみるのもおすすめです。
ホテルによっては乗り合いシャトルを手配してくれる場合もあれば、プライベート送迎を用意してくれる場合もあります。
空港からホテルまで自分で移動するのが不安な方は、ホテルを選ぶときに空港送迎の有無まで確認しておくと楽です。
プライベート送迎を予約する


待ち時間をできるだけ減らしたい方や、家族・グループ旅行ならプライベート送迎も便利です。
2026年6月時点の一例では、ネヴシェヒル空港からギョレメまでのプライベート送迎は、1台45ユーロ前後から案内されています。
人数が多ければ、ひとり当たりでは乗り合いシャトルとの差がそれほど大きくならないこともあります。
タクシー
空港からタクシーを利用することもできます。
ただしギョレメまでは距離があるため、町なかで短距離を乗る感覚より料金は高くなります。
乗車前に料金の目安を確認しておくと安心です。


カイセリ空港からギョレメ・ホテルへの移動
カイセリ空港からギョレメまでは約75km。
ネヴシェヒル空港より遠いため、空港送迎を利用する旅行者も多くなります。
空港シャトル


カイセリ空港からも、ギョレメやユルギュップなどカッパドキア方面への乗り合いシャトルがあります。
2026年の送迎会社の一例では、ギョレメまで1人10〜15ユーロ前後で案内されています。
ただし、シャトル会社によって料金や対象ホテルが異なるため、事前予約がおすすめです。
プライベート送迎


カイセリ空港からギョレメまでのプライベート送迎は、2026年6月時点の一例で1台80ユーロ前後。
ネヴシェヒル空港より距離があるため、その分料金も高くなる傾向があります。
それでも、複数人で利用する場合や、早朝・深夜到着、子ども連れ、大きな荷物がある場合にはかなり便利です。
空港シャトルは「自分だけを迎えに来る車」ではない


ここはカッパドキアで空港送迎を使うときに知っておきたいポイントです。
乗り合いシャトルの場合、同じ便で到着し、同じ方面へ向かう旅行者をまとめて乗せることがあります。
そのため、
「飛行機を降りたら、自分だけを乗せてすぐホテルへ直行」
とは限りません。
ほかの乗客がそろうまで待ったり、空港を出たあと複数のホテルを順番に回ったりすることもあります。
特に早朝便などは、多少待つ可能性も考えて、余裕を持った予定にしておくと安心です。
反対に、
- 到着したらすぐホテルへ行きたい
- 長時間のフライト後なので待ちたくない
- ほかのホテルを回るのが面倒
という方は、最初からプライベート送迎を選ぶ方が快適です。
空港から公共交通機関を使って自力で行くこともできる


もちろん、空港送迎を使わずに公共交通を利用して移動することもできます。
ローカルバスやドルムシュを乗り継ぐのも、旅の楽しみのひとつ。
時間に余裕があり、公共交通機関で移動するのが好きな方なら自力移動も選択肢です。
ネヴシェヒル空港から自力で行く場合
ネヴシェヒル空港からは、ネヴシェヒル市内へ向かう空港バスがあります。
2026年5月時点では、市内まで約30分、150TLで案内されています。
そこからローカル交通に乗り換えて、ギョレメやほかの町へ向かう方法があります。
ただし、空港からギョレメまで普通の市バス1本で行けるわけではありません。
乗り場や乗り継ぎを事前に調べておきましょう。
カイセリ空港から自力で行く場合
カイセリ空港はカイセリ市街地に近く、市バスで市内やオトガル方面へ移動できます。
カイセリ市の交通案内にも、空港・オトガル・市中心部を結ぶ路線が掲載されています。
そこから長距離バスやミニバスなどを利用して、カッパドキア方面へ向かうことができます。
ただしこちらも乗り継ぎが必要です。
空港到着後にその場で全部調べるより、
- 空港からどこまで行くか
- どこで乗り換えるか
- 最後にホテルまでどう行くか
くらいは事前に確認しておく方が安心です。
「乗り継ぎを調べるのも旅行の楽しみ」という方には向いていますが、面倒に感じる方は、シャトルを出してくれるホテルを選ぶか、空港送迎を予約しておきましょう。
ギョレメ以外に泊まる場合も送迎はある?
あります。
カッパドキアの空港送迎は、ギョレメだけが対象ではありません。
ウチヒサル、ユルギュップ、アヴァノス、オルタヒサルなど、主要な宿泊エリアへの送迎を用意している会社があります。
ただし、すべての会社がすべての町・ホテルをカバーしているわけではありません。
予約時にホテル名を入力し、送迎対象になっているか確認してください。
宿泊エリア選びについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
関連記事
▶︎ カッパドキアはどこに泊まる?おすすめ宿泊エリアと選び方


「気球ツアーの空港送迎」は別物と考えよう


カッパドキアといえば熱気球ツアーですが、基本的には、
空港からホテルへの送迎
と
ホテルから気球ツアーへの送迎
は別に考えた方がわかりやすいです。
気球ツアーは日の出に合わせて行われるため、ホテルへのピックアップもかなり早朝です。季節によって時間は変わりますが、まだ暗いうちに出発することもあります。
そのため、「早朝にカッパドキアの空港へ到着して、そのまま気球ツアーへ参加する」という日程は、不可能とは言い切れないものの、あまり現実的ではありません。
飛行機を降りて預け荷物を受け取り、空港からギョレメなどへ移動する時間が必要ですし、少しでもフライトが遅れると気球の集合時間に間に合わなくなる可能性があります。
また、気球ツアーの送迎は基本的にホテル発着です。空港から直接迎えに来てもらえるか、大きなスーツケースを載せられるかは、ツアー会社への事前確認が必要です。
気球は天候によって中止になることもあるため、前日のうちにカッパドキアへ入り、翌朝に参加する日程がおすすめです。
できれば滞在初日の朝に気球を予約しておくと、中止になった場合も翌日以降へ振り替えられる可能性を残せます。
カッパドキアの空港コードはNAVとASR


航空券を検索するときによく出てくる3レターコードは次の通りです。
| 空港 | 空港コード |
|---|---|
| ネヴシェヒル・カッパドキア空港 | NAV |
| カイセリ空港 | ASR |
航空券比較サイトでは空港名よりコードで表示されることもあるため、この2つを覚えておくと便利です。
なお、イスタンブールにも、
- イスタンブール空港:IST
- サビハ・ギョクチェン空港:SAW
の2空港があります。
乗り継ぎ便を予約するときは、イスタンブールで空港移動が必要になっていないかも必ず確認してください。
飛行機を使わず長距離バスでカッパドキアへ行く方法もある


時間に余裕がある方や、公共交通で移動するのが好きな方なら、長距離バスも選択肢です。
トルコでは都市間長距離バスが発達しており、イスタンブールやアンカラ、アンタルヤなど各都市からネヴシェヒルやギョレメ方面へ移動できます。
夜行バスを利用すればホテル1泊分を節約できる場合もあります。
ただし長距離移動になるため、
「移動時間を短くしたい」
という方には飛行機+空港送迎の方が向いています。
まとめ|近さならネヴシェヒル、便の選択肢ならカイセリ
カッパドキア旅行で利用する主な空港は、
ネヴシェヒル・カッパドキア空港(NAV)
と
カイセリ空港(ASR)
の2つです。
カッパドキア観光地への近さを優先するならネヴシェヒル空港。
フライトの時間や航空券の選択肢を重視するなら、カイセリ空港も十分候補になります。
私なら、まず両方の空港で航空券を検索して、
航空券の値段・出発時間・乗り継ぎ時間
を比較。
そのうえで大きな差がなければ、カッパドキアに近いネヴシェヒル空港を選びます。
空港に着いてからの移動は、
安く移動したいなら乗り合いシャトル。
待ち時間を減らしたいならプライベート送迎。
公共交通を楽しみたいなら、事前に乗り継ぎを調べて自力移動。
自分の旅のスタイルに合わせて選んでみてください。
現地ツアーならGetYourGuide!








