カッパドキアのローズバレー|見どころ・行き方・夕日・おすすめツアー

カッパドキアといえば、奇岩の上を飛ぶ熱気球やギョレメ野外博物館が有名ですが、夕方にぜひ訪れたいのがローズバレー(Güllüdere Vadisi/ギュルリュデレ・ヴァディスィ)です。

ギョレメとチャウシンの間に広がる渓谷で、ピンク色を帯びた岩肌と、波打つように続く独特の地形が特徴。

特に美しいのが夕暮れ時です。

太陽が傾くにつれて岩肌が桃色から赤、紫へと表情を変え、カッパドキアでも有数のサンセットスポットとして知られています。

ローズバレー周辺には岩をくり抜いて造られた教会も残っているので、ただ夕日を見るだけの場所でもありません。

この記事では、ローズバレーの見どころや行き方、サンセットの楽しみ方、乗馬やハイキングなどの楽しみ方まで紹介します。

目次

カッパドキアのローズバレーとは

ローズバレーは、トルコ語でGüllüdere Vadisi(ギュルリュデレ・ヴァディスィ)と呼ばれる渓谷です。
ギョレメとチャウシンの間に位置し、淡いピンク色を帯びた火山岩が幾重にも重なる景観が広がっています。

「ローズバレー」という名前の通り、光の当たり方によって岩肌の色が変わって見えるのも特徴です。

日中は淡いベージュやピンク色に見える岩が、夕方になると赤みを増し、日没が近づくにつれて紫がかった色へ。

カッパドキアらしい奇岩の景色を見るだけならほかにもたくさんありますが、時間とともに景色の色が変わっていく様子を楽しめるのがローズバレーの大きな魅力です。

ローズバレーとレッドバレーは違う?

ローズバレーを調べていると、よく一緒に登場するのがレッドバレー(Kızılçukur/クズルチュクル)です。
名前は似ていますが、ローズバレーとレッドバレーは別の渓谷です。

ただし両者は隣接しており、ハイキングコースもつながっています。

そのため、ローズバレーとレッドバレーをセットで歩くハイキングコースやサンセットツアーもあります。

有名なサンセット展望ポイントはレッドバレー側として案内されることもありますが、「全然違う場所まで行ってしまった」という距離感ではありません。

さるぱんちゃん

ですから間違ってレッドバレーに来てしまっても、
全然違う場所ではないので修正がききます。

ローズバレー周辺で夕日を楽しむ場合は、両方をひとつのエリアとして考えておくとわかりやすいでしょう。

ローズバレーの見どころ

夕日に染まるローズバレー

ローズバレーへ行くなら、個人的には夕方がおすすめです。

太陽が低くなるにつれて、波打つような岩肌に陰影がつき、昼間とはまったく違う景色に変わっていきます。

ピンク色だった岩が赤みを増し、やがて紫がかった色へ。

「ローズバレー」という名前がしっくりくるのも、この時間帯かもしれません。

さるぱんちゃん

ローズバレー周辺は地元の人のプロポーズスポットとしてもロマンチックな場所です。

家族や仲間とワインを飲み、ピスタチオをつまみながらゆっくり夕日を待つ人もいるそう。

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観光スポットを次々と回るカッパドキア観光も楽しいですが、ここでは少し時間を取って、景色が変わっていくのを眺めてみるのもよさそうです。

波打つように続くピンク色の岩肌

ローズバレーのもうひとつの見どころが、柔らかく波打つように続く地形です。

カッパドキアの大地は、火山灰などが堆積してできた柔らかい凝灰岩が、長い年月をかけて雨や風によって削られてできたもの。

ローズバレーでは、その地層や侵食によってできた曲線がよく見えます。

妖精の煙突と呼ばれるキノコ型の奇岩とはまた違った、なめらかで大きなうねりのある景観を楽しめます。

岩窟教会やフレスコ画も残る

ローズバレーは景色を見るだけではなく、谷の中には岩をくり抜いて造られた教会も点在しています。

カッパドキアでは、柔らかい岩を削って住居や教会が造られてきました。

ローズバレー周辺にも古い岩窟教会が残り、内部に彫刻やフレスコ画が残されている場所があります。

ハイキングをする場合は、こうした教会を探しながら歩くのもローズバレーの楽しみ方のひとつです。

ローズバレーは入場無料|営業時間・駐車料金

ローズバレー自体の入場料は無料です。

博物館のような専用チケットカウンターはなく、ハイキングコースを自由に歩くことができます。

ただし、レンタカーなど車で訪れる場合は駐車料金が必要になる場合があります。

料金は変更されることがあるため、現地で確認してください。

また、乗馬ツアーやATVツアー、ガイド付きハイキングなどに参加する場合は、それぞれツアー料金が必要です。

営業時間は日没時間に注意

ローズバレー周辺は、朝から日没まで観光できます。

特に注意したいのが冬。

カッパドキアは季節によって日没時間がかなり変わります。

サンセットを見ようと思って遅い時間に向かうと、冬は思った以上に早く暗くなることがあります。

夕日を見る場合も、日没ギリギリではなく、少し早めに到着しておくのがおすすめです。

ローズバレーへの行き方

ローズバレーには、「ここだけが入口」というひとつの入口があるわけではありません。

ギョレメ側やチャウシン側など、いくつかの場所からハイキングコースへ入ることができます。

そのため、どこまで歩くのか、夕日だけを見たいのかによって行き方を決めるとよいでしょう。

ギョレメから行く

ギョレメに宿泊している場合は、ローズバレーのトレイル方面へ徒歩で向かうこともできます。

本格的にハイキングする場合は、そのままチャウシン方面へ抜けるルートもあります。

ただし、片道で歩くと出発地点とは違う場所に出るため、帰りの交通手段も先に考えておきましょう。

特に夕日を見た後は暗くなるので、徒歩で戻る予定の場合は注意が必要です。

タクシーやレンタカーでサンセットポイントへ

「長時間ハイキングするより、夕日の景色を見たい」という方なら、タクシーやレンタカーでサンセットポイント付近まで向かう方法もあります。

Googleマップでは「Sunset view point」などで表示される場所があります。

現地では、

Günbatımı Seyir Noktası
(ギュンバトゥム・セイル・ノクタス)

という表記も見かけます。

カッパドキアには夕日を見られる場所が複数あるので、Googleマップ上でローズバレー・レッドバレー周辺にあることを確認してから向かってください。

ローズバレーを楽しむ方法|ハイキング・乗馬・ATV

ローズバレーは、夕日を見るだけでなく、いくつかの方法で楽しめます。

ハイキングでローズバレーを歩く

時間がある方は、ローズバレーを歩いてみるのもおすすめです。

代表的なルートではギョレメからチャウシン方面へ歩くことができ、途中には岩窟教会やブドウ畑など、車からでは見られない景色があります。

ローズバレーと隣のレッドバレーをつなげて歩くコースも人気です。

ただし、谷の中はすべてがわかりやすく整備された観光遊歩道というわけではありません。

歩きやすい靴、水、日差し対策を用意し、夕方に歩く場合は日没後の暗さにも注意してください。

サンセット乗馬ツアーで巡る

ローズバレーで私が特にやってみたいのが、サンセットの乗馬ツアーです。

カッパドキアには「美しい馬の地」という呼び名があり、奇岩の谷を馬で巡る乗馬ツアーは人気のアクティビティのひとつ。

特に夕方のツアーなら、ローズバレーや周辺の渓谷を馬で進みながら、夕日に染まる景色を楽しめます。

ただ展望台から夕日を見るのとはまた違い、谷の中を馬で進みながら日没を迎えるというのは、かなりカッパドキアらしい体験になりそうです。

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▶︎ ローズバレーを巡る乗馬ツアーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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サンセットハイキングツアーに参加する

「自分だけで谷を歩くのは少し不安」という方なら、ガイド付きのサンセットハイキングツアーを利用する方法もあります。

ローズバレーからレッドバレー周辺を歩き、最後にサンセットを見るコースなら、景色とハイキングを一度に楽しめます。

個人で歩く場合に迷いやすい道や、見落としやすい岩窟教会などを案内してもらえるのもメリットです。

ATVツアーで巡る

ATVでローズバレー周辺を巡るツアーもあります。

徒歩より広い範囲を短時間で回れるので、「ハイキングにはあまり時間を使いたくないけれど、谷の景色は近くで見たい」という方にも選択肢になります。

サンセット時間に合わせたツアーもあります。

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レッドツアー・グリーンツアーには含まれる?

一般的なレッドツアーやグリーンツアーには、ローズバレー内部を歩く行程は基本的に含まれていません。

レッドツアーという名前でも、「レッドバレーを巡るツアー」という意味ではないので注意してください。

ローズバレーをしっかり楽しみたい場合は、個人で訪れるか、サンセットハイキング、乗馬、ATVなどの専用ツアーを選ぶとよいでしょう。

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ローズバレーでは気球も見られる?

ローズバレー周辺は、カッパドキアの熱気球が飛ぶエリアのひとつです。

気球の離陸場所や飛行ルートは毎日同じではなく、その日の風向きや風速によって変わります。

そのため「ローズバレーへ行けば必ずここから気球が上がる」とは言えませんが、早朝には周辺から上がる気球や、谷の近くを飛ぶ気球を見られることがあります。

ただし、気球を見るならかなり早起きが必要です。

カッパドキアの気球は日の出前後に飛ぶため、朝日と気球を目的にする場合は、その日の日の出時刻を確認して早めに向かいましょう。

さるぱんちゃん

気球乗りツアーなら大抵ホテルへの送迎付きです。

夕方はサンセット、早朝は朝日と気球。

同じローズバレーでも、訪れる時間帯によってまったく違う景色を見ることができます。

ローズバレー観光の所要時間

ローズバレーで必要な時間は、どこまで楽しむかによってかなり変わります。

サンセットポイントで夕日を見るだけなら、日没前後を含めて1〜2時間ほどみておけばよいでしょう。

谷をしっかり歩く場合は、2〜3時間程度は確保しておきたいところ。

ローズバレーとレッドバレーをつなげて歩くなら、さらに時間が必要です。

特に夕方にハイキングする場合は、日没後に真っ暗なトレイルを歩くことにならないよう、時間に余裕を持って行動してください。

ローズバレー観光の服装・注意点

ローズバレーを歩く場合は、スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。
夏のカッパドキアは日差しが強く、谷の中では日陰が少ない場所もあります。
水、帽子、日焼け対策を忘れないようにしましょう。

反対に早朝や夕方は、夏でも日中よりかなり涼しく感じることがあります。
春や秋、特に冬は防寒対策も必要です。

また、夕日を最後まで見る場合は、その後すぐ暗くなります。

さるぱんちゃん

日没後、一気に気温が下がることがよくあるので、晩夏から秋、
日中暑くても何か一枚あるといいかもしれません。

個人で訪れるなら、帰りのタクシーや車など、「夕日を見た後どうやって帰るか」まで先に考えておくと安心です。

まとめ|ローズバレーへ行くならサンセットがおすすめ

ローズバレーは、ギョレメとチャウシンの間に広がる、ピンク色の岩肌が美しい渓谷です。

岩窟教会を巡りながらハイキングしたり、早朝に気球を眺めたりといろいろな楽しみ方がありますが、初めて訪れるならやはりサンセットの時間帯がおすすめです。

夕日を受けて、桃色から赤、そして紫へと少しずつ変わっていく谷の景色は、カッパドキアらしい奇岩を昼間に見るのとはまた違った美しさがあります。

徒歩でゆっくり歩くのもいいですが、わたしなら選びたいのはサンセットの乗馬ツアー。

夕暮れのローズバレーを馬で進む。

せっかくカッパドキアまで来るなら、そんな時間を過ごしてみたいです。

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この記事を書いた人

さるぱんちゃんのアバター さるぱんちゃん トルコびいきの旅ノート管理人

広島県出身。アメリカで約20年暮らしたあと、2017年からトルコに移住。トルコ人の夫と暮らしながら、イスタンブールをはじめとする観光地、地方都市、世界遺産、市場、食文化、日々の暮らしなどを取材・発信中。

初めてトルコを訪れる前、「行ってみたい気持ちと、少し身構えてしまう気持ち」が同居する感覚に、英語の apprehensive(これから起きることに対して、不安や心配を感じているという意味)という言葉が重なった経験を持つ。

旅行者としての不安を置き去りにせず、現地で暮らす中で得た実感も交えながら、初めてのトルコ旅行に役立つ情報を発信。

市場、朝ごはん、地方都市、見慣れない食材を見ることが趣味。旅先では観光地だけでなく、スーパーや食料品売り場ものぞくタイプ。世界遺産検定保持者。

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