カッパドキアのレッドツアーは自力で回れる?行き方・費用・おすすめルートを解説

カッパドキアの定番観光コースとして人気の「レッドツアー」。

ギョレメ野外博物館やパシャバー、デヴレント渓谷、アヴァノスなど、カッパドキアらしい見どころを1日で効率よく回れるツアーです。

でも、行程を見ていると、

これ、自力でも回れるんじゃない?

と思う方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、レッドツアーの観光スポットは自力でも回れます。

ただし、すべてを公共交通だけで1日で回ろうとすると、少し大変。
レンタカーやタクシーを使えば比較的回りやすく、ドルムシュ(乗合ミニバス)だけの場合は、行き先を絞った方が現実的です。

この記事では、レッドツアーの定番スポットを自力で回る方法と、それぞれの行きやすさ、移動手段、モデルコースを紹介します。

目次

カッパドキアのレッドツアーは自力で回れる?

パシャバーのキノコ岩

レッドツアーとは、カッパドキア北部の観光スポットを中心に巡る日帰りツアーです。
グリーンツアーで訪れる地下都市やウフララ渓谷などに比べると、レッドツアーの見どころはギョレメから比較的近いエリアに集まっています。

そのため、カッパドキアの定番ツアーの中では自力で回りやすいコースです。

ただし、「自力で回れる」と「公共交通だけで簡単に回れる」は少し違います。

ギョレメ野外博物館やアヴァノスなど、自力でアクセスしやすい場所がある一方、パシャバー、ゼルヴェ、デヴレント渓谷などは、町から町を結ぶドルムシュだけでは回りにくくなります。

レッドツアーの代表的な観光スポット

レッドツアーの内容はツアー会社によって異なりますが、主に次のような場所を巡ります。

  • ギョレメ野外博物館
  • ウチヒサール周辺
  • パシャバー(僧侶の谷)
  • ゼルヴェ野外博物館
  • デヴレント渓谷
  • アヴァノス
  • ラブバレーなどの展望スポット

すべてのツアーが同じ場所を回るわけではありません。

ギョレメ野外博物館が入るツアーもあれば、ゼルヴェ野外博物館を中心に回るツアーもあります。

そのため「レッドツアーを自力で完全再現する」というより、行きたい場所を選んで自分だけのレッドツアーを作るくらいに考えるのがおすすめです。

カッパドキアレッドツアーのスポットは自力で行きやすい?

街の中心にそびえ立つウチヒサル城

まず、それぞれの観光地への行きやすさをざっくり分けてみます。

観光スポット自力での行きやすさおすすめの移動手段
ギョレメ野外博物館◎徒歩・タクシー
ウチヒサール◎ドルムシュ・タクシー・車
アヴァノス◎ドルムシュ・車
パシャバー○車・タクシー
ゼルヴェ野外博物館○車・タクシー
デヴレント渓谷△車・タクシー
ラブバレー展望スポット○車・タクシー

「行ける・行けない」というより、複数箇所を1日でつなぐと難易度が上がると考えるとわかりやすいです。

ギョレメ野外博物館|自力で行きやすい

レッドツアーの定番スポットの中で、自力観光しやすいのがギョレメ野外博物館です。
ギョレメ中心部から比較的近く、滞在先がギョレメなら徒歩でも向かえます。

岩窟教会やフレスコ画を自分のペースで見たい方なら、ツアーよりも自力観光との相性がよい場所です。

ツアーでは滞在時間が決まっていますが、自力なら好きな教会をゆっくり見ることができます。

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ウチヒサール|ドルムシュでも行きやすい

ウチヒサールも、自力で訪れやすい場所です。

ギョレメから比較的近く、ドルムシュやタクシーを利用できます。

レッドツアーでは城塞を外から眺めるパノラマスポットだけに立ち寄る場合がありますが、自力ならウチヒサール城塞に登ったり、町を散策したりと自由に時間を使えます。

「せっかく来たから城塞まで登りたい」という方には、自力観光の方が向いているかもしれません。

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アヴァノス|ドルムシュで行ける

アヴァノスはクズルウルマク川沿いにある町で、陶芸の町として知られています。

ギョレメからはドルムシュでアクセスできます。

2026年6月に現地を訪れた旅行者の記録では、ギョレメからチャウシン経由でアヴァノスへ向かうドルムシュが1時間に1本程度運行されていました。

ただし、トルコでは運賃や時刻表が変更されることがあるため、現地のバス停で最新情報を確認してください。

アヴァノスの中心部に着けば、町歩きや川沿いの散策、陶芸工房巡りは徒歩でも楽しめます。

パシャバー|車かタクシーがラク

カッパドキアらしいキノコ型の奇岩が並ぶパシャバー(僧侶の谷)。

ここもレッドツアーでは定番の観光スポットです。

場所自体はギョレメやアヴァノスからそれほど遠くありませんが、町の中心部へ行くのとは違い、公共交通だけで観光ルートを組もうとすると少し面倒になります。

自力で回るなら、レンタカーやタクシーを使う方が現実的です。

近くにはゼルヴェ野外博物館もあるため、パシャバーとゼルヴェをセットで回ると効率がよくなります。

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ゼルヴェ野外博物館|パシャバーと一緒に回りたい

ゼルヴェ野外博物館は、かつて人々が暮らしていた岩窟住居や教会などが残る場所です。

パシャバーから近いため、車で自力観光するなら2か所を続けて回るのがおすすめ。

一方、ドルムシュだけで訪れる場合は移動がやや複雑になります。

公共交通中心の旅なら、無理にレッドツアーのすべての場所を回ろうとせず、ゼルヴェやパシャバーはツアーに任せるという方法もあります。

デヴレント渓谷|公共交通では少し行きにくい

ラクダの形をした奇岩で有名なデヴレント渓谷。

レッドツアーでは短時間の写真スポットとして立ち寄ることが多い場所です。

ここは町ではないため、ドルムシュを使ってピンポイントで訪れるには少し不便。

レンタカーやタクシーで回る方が向いています。

ツアーでは効率よく立ち寄れますが、自力で行くなら「絶対に見たいかどうか」で優先順位を決めてもよいでしょう。

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レッドツアーを自力で回る交通手段|レンタカー・ドルムシュ・タクシー

レンタカー|1日で何か所も回るなら便利

複数のレッドツアースポットを自力で1日で回るなら、レンタカーが最も自由度の高い方法です。
ギョレメ、ウチヒサール、アヴァノスなどの町や主要観光地を結ぶ道路は、通常の観光ルートであれば舗装されています。

好きな場所に長く滞在できるのもレンタカーのメリットです。

例えば、

「ギョレメ野外博物館はじっくり見たいけれど、陶芸工房は行かなくてもいい」

といった回り方もできます。

ただし、海外での運転に慣れていない方にとっては、ナビや駐車場を探すこと自体が負担になる場合もあります。

レンタカーを借りる際の免許条件などは、利用するレンタカー会社に事前に確認してください。

ドルムシュ|町から町への移動に便利

カッパドキアでは、町と町を結ぶドルムシュ(乗合ミニバス)が走っています。

例えば、

ギョレメ → チャウシン → アヴァノス

の移動は比較的わかりやすく、車がなくても利用できます。

一方で、

ギョレメ → パシャバー → ゼルヴェ → デヴレント → アヴァノス

といった「観光スポットを順番に回る移動」にはあまり向いていません。

道路上では距離が近くても、次のドルムシュを待つ時間が長くなることがあるためです。

ドルムシュは、観光地巡回バスではなく、地元の人が町から町へ移動するための交通手段と考えるとわかりやすいでしょう。

タクシー|一部だけ自力で回りたい人向け

「レンタカーは借りたくない。でもドルムシュだけでは回りにくい」

という場合は、タクシーを組み合わせる方法もあります。

ギョレメから近い場所までは徒歩やドルムシュを利用し、パシャバーやデヴレントなど公共交通で行きにくい場所だけタクシーを使う方法です。

複数人で旅行している場合は、人数で料金を割れるため使いやすくなることもあります。
何か所も回る場合は、その都度タクシーを呼ぶより、数時間のチャーター料金を確認してみてもよいでしょう。

公共交通だけでレッドツアーを再現するのはおすすめ?

不可能ではありません。

ただ、わたしは「レッドツアーと同じ場所を全部、公共交通だけで1日に回る」ことにはこだわらなくていいと思います。

ドルムシュは町から町への移動には便利ですが、観光地を何か所もつなぐと待ち時間が増えます。

せっかく安く移動できても、バスを待っている時間が長くなり、肝心の観光時間が減ってしまってはもったいありません。

公共交通で自力観光するなら、

  • ギョレメ野外博物館(ギョレメ滞在なら徒歩圏内)
  • ウチヒサール
  • アヴァノス
  • チャウシン

など、アクセスしやすい場所を中心に組むのがおすすめです。

パシャバーやゼルヴェ、デヴレントまで1日で効率よく回りたいなら、レンタカーやタクシー、またはレッドツアーを利用した方が楽です。

レッドツアーを自力で回るモデルコース2つ

レンタカーやタクシーを使えるなら、例えば次のように回れます。

アヴァノスに寄る場合

アヴァノスは陶芸の町として知られています。時間に余裕があれば、陶芸工房をのぞいたり、実際に陶芸体験をしてみるのもおすすめです。

午前
ギョレメ野外博物館からスタート

朝は比較的混雑しにくい時間からギョレメ野外博物館へ。
フレスコ画や岩窟教会をじっくり見たい方は、ここに多めに時間を取ります。

パシャバー・ゼルヴェへ

ギョレメ野外博物館を出たら、パシャバー方面へ。
しめじのようなキノコ岩を仰ぎましょう。
パシャバーとゼルヴェ野外博物館は比較的近いので、続けて観光すると効率的です。

昼
アヴァノスでランチ

昼食はアヴァノスへ。
レッドツアーでは陶芸工房とセットになっていることが多いですが、自力なら陶芸に興味がなければ飛ばしても構いません。

逆に陶芸が好きなら、時間を気にせず工房を見て回れます。

午後
デヴレント渓谷

午後はデヴレント渓谷へ。
ラクダ岩などの奇岩を見た後、ギョレメ方面へ戻ります。

最後にウチヒサールやラブバレー

時間が残っていれば、ウチヒサールやラブバレーの展望スポットへ。
夕方の景色を見ながら1日を締めてもよいでしょう。

ユルギュップに寄る場合

ユルギュップはワインショップやワイナリーが多い町です。トルコワインに興味があるなら、町歩きとあわせてワインテイスティングを楽しむのもよいでしょう。

午前
ギョレメ野外博物館からスタート

朝は比較的混雑しにくい時間からギョレメ野外博物館へ。
フレスコ画や岩窟教会をじっくり見たい方は、ここに多めに時間を取ります。

パシャバー・ゼルヴェへ

ギョレメ野外博物館を出たら、パシャバー方面へ。
しめじのようなキノコ岩を仰ぎましょう。
パシャバーとゼルヴェ野外博物館は比較的近いので、続けて観光すると効率的です。

デヴレント渓谷へ

その後はデヴレント渓谷へ。

ラクダの形をした奇岩などを見ながら、カッパドキアらしい景色を楽しみます。

昼〜午後
ユルギュップでランチと町歩き

アヴァノスの陶芸にあまり興味がない場合は、代わりにユルギュップへ向かうのもひとつの方法です。

ユルギュップは、洞窟ホテルやワインショップ、レストランなどが集まる町。
ランチを取ったり、町を少し散策したりしながら休憩できます。

近くには、3本の奇岩が並ぶことで知られる三姉妹の岩(Üç Güzeller)もあります。

午後
ウチヒサールへ

最後はウチヒサール方面へ。
時間に余裕があれば、ウチヒサール城塞に登ったり、周辺の展望スポットからカッパドキアの景色を眺めてもよいでしょう。

レッドツアーの定番ルートをそのまま再現する必要はありません。

自力観光なら、陶芸に興味がなければアヴァノスを外し、代わりにユルギュップへ寄るなど、自分の興味に合わせてルートを変えられるのが大きなメリットです。

※このモデルコースは一例です。営業時間や混雑、季節による日没時間などを確認して調整してください。

自力観光のメリット

レッドツアーを自力で回る最大のメリットは、自分で時間配分を決められることです。

ツアーでは、それぞれの観光スポットでの滞在時間が決められています。

写真を撮っている途中でも集合時間になれば移動しなければなりません。

一方、自力なら、

  • ギョレメ野外博物館をもっとゆっくり見たい
  • アヴァノスの陶芸工房には興味がない
  • 今日はウチヒサールに長くいたい

といった予定変更が自由にできます。

特に写真を撮りたい方や、すでにカッパドキアを一度訪れたことがある方には自力観光が向いています。

さるぱんちゃん

疲れて帰りたくなったら自由に帰れるのも自力観光のいいところです。

自力観光のデメリット

自由な反面、すべて自分で調べる必要があります。

交通手段、営業時間、入場料、駐車場、ルートなどを事前に確認しなければなりません。

また、ギョレメ野外博物館や岩窟教会などでは、ガイドの説明があると歴史的背景がわかりやすくなります。

ただ景色を見るだけなら自力でも問題ありませんが、「なぜここに教会が造られたのか」「フレスコ画は何を描いているのか」まで知りたい場合は、ガイド付きツアーにもメリットがあります。

さるぱんちゃん

自力の場合は快適なネット接続が可能なeSIMが必須です。
SNSの投稿で「「ウチヒサルの方面で迷った」とか。
最終的にはタクシーでホテルに戻ることはできますが、
できれば避けたいですよね。

レッドツアーがおすすめなのはこんな人

初めてカッパドキアを訪れる方や、滞在日数が短い方にはレッドツアーが便利です。

ホテルからの送迎、観光地間の移動、ガイド、ランチなどがセットになったツアーが多く、自分で交通手段を調べる必要がありません。

特に、

  • 初めてカッパドキアへ行く
  • 1日で主要スポットをまるっと見たい
  • 海外で運転したくない
  • ドルムシュの時刻を気にしたくない
  • ガイドの説明を聞きたい

という方は、ツアーの方がストレスなく観光できます。

ただし、ツアー会社によって立ち寄り先や入場料の扱いは異なります。

予約する際は、行程と「料金に何が含まれているか」を確認してください。

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自力観光がおすすめなのはこんな人

一方、

  • 自分のペースで観光したい
  • 写真撮影に時間をかけたい
  • 行きたい場所だけ選びたい
  • 工房やショッピングの立ち寄りを省きたい
  • レンタカーを利用できる
  • カッパドキアに数日滞在する

という方なら、自力観光も十分選択肢になります。

特にレッドツアーのエリアは、グリーンツアーの地下都市やウフララ渓谷方面に比べて各スポットの距離が近いため、自力観光との相性は悪くありません。

レッドツアーは自力とツアー、どちらが安い?

ここは「自力の方が必ず安い」とは限りません。

公共交通だけで行ける場所を絞れば、自力の方が安くなる可能性があります。

一方、レンタカー代やガソリン代、駐車料金、各施設の入場料、ランチ代などを足していくと、ツアー料金との差がそれほど大きくならないこともあります。

タクシーを何度も利用すれば、1人旅ではツアーより高くなることも考えられます。

そのため、料金だけではなく、

自分で自由に回りたいか
それとも
移動を全部任せたいか

で選んだ方がよいでしょう。

まとめ|レッドツアーは自力でも回れるが、移動手段がポイント

カッパドキアのレッドツアーで訪れる観光スポットは、自力でも回ることができます。

特にギョレメ野外博物館、ウチヒサール、アヴァノスなどは、自分でも比較的アクセスしやすい場所です。

一方で、パシャバー、ゼルヴェ、デヴレント渓谷などを1日で次々と回る場合は、公共交通だけでは効率が悪くなります。

レンタカーがあるなら、自力観光はかなり現実的。

公共交通中心なら、行きたい場所を絞る。

初めてのカッパドキアで1日で効率よく主要スポットを回りたいなら、レッドツアーを利用する。

このように考えると選びやすいと思います。

レッドツアーと同じルートを完全に再現する必要はありません。

自力で行くなら、「自分はどこを一番見たいのか」を決めて、自分だけのレッドツアーを作るのもカッパドキア旅行の楽しみ方のひとつです。

現地ツアーならGetYourGuide!

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この記事を書いた人

さるぱんちゃんのアバター さるぱんちゃん トルコびいきの旅ノート管理人

広島県出身。アメリカで約20年暮らしたあと、2017年からトルコに移住。トルコ人の夫と暮らしながら、イスタンブールをはじめとする観光地、地方都市、世界遺産、市場、食文化、日々の暮らしなどを取材・発信中。

初めてトルコを訪れる前、「行ってみたい気持ちと、少し身構えてしまう気持ち」が同居する感覚に、英語の apprehensive(これから起きることに対して、不安や心配を感じているという意味)という言葉が重なった経験を持つ。

旅行者としての不安を置き去りにせず、現地で暮らす中で得た実感も交えながら、初めてのトルコ旅行に役立つ情報を発信。

市場、朝ごはん、地方都市、見慣れない食材を見ることが趣味。旅先では観光地だけでなく、スーパーや食料品売り場ものぞくタイプ。世界遺産検定保持者。

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