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イスタンブールのグランドバザールは買い物だけじゃない!歴史と屋上ツアーを紹介

イスタンブール観光の定番スポット、グランドバザール。

色鮮やかなトルコランプや陶器、絨毯、アクセサリーなどが並ぶ巨大市場は、トルコのお土産探しにも人気の場所です。

ところで、このグランドバザールの屋上に登れることをご存じでしょうか。

実は、グランドバザールは買い物をするだけの場所ではありません。

15世紀のオスマン帝国時代から続く歴史的な市場には、今も職人たちが働く工房や古い商館、迷路のような通路が残されています。

さらに、映画『007 スカイフォール』の撮影にも使われた屋上を訪れる、ちょっと特別なガイドツアーもあります。

今回は、グランドバザールの歴史や見どころ、営業時間、アクセス方法に加え、屋上や秘密の通路を探検するツアーをご紹介します。

お土産を買う予定がなくても、ぜひ訪れてみたい場所です。

目次

グランドバザールとは?約600年の歴史を持つイスタンブールの巨大市場

グランドバザールは、イスタンブール旧市街のベヤズット地区にある、世界でも最大級の屋内市場のひとつです。

トルコ語ではKapalıçarşı(カパルチャルシュ)と呼ばれ、「屋根付き市場」という意味があります。

ヌルオスマニエ門

建物の中には数多くの通りが張り巡らされ、約4,000軒もの商店が軒を連ねています。

お土産屋さんが並ぶショッピングスポットという印象が強いかもしれませんが、その歴史は約600年前にさかのぼります。

グランドバザールの始まりはメフメト2世の時代

グランドバザールの歴史は、1453年にコンスタンティノープルを征服したオスマン帝国のスルタン、メフメト2世の時代に始まります。

15世紀半ば、都市の商業を発展させるために建設が進められた市場が、その原点です。

中心となったのは、イチ・ベデステン(İç Bedesten)とサンダル・ベデステン(Sandal Bedesteni)という2つの建物。ベデステンとは、貴重品や織物などの取引に使われた、頑丈な屋根付き商業施設のことです。

イチ・ベデステンでは金銀や宝石などの貴重品が扱われ、サンダル・ベデステンは絹をはじめとする織物の取引と関係が深い場所でした。

その周囲に商店や工房が集まり、通路が増え、数世紀をかけて巨大な市場へと発展していったのです。

現在のグランドバザールが複雑に入り組んでいるのも、長い年月をかけて増築や修復が重ねられてきたためです。

約4,000軒の商店が並ぶ迷路のような市場

グランドバザールに足を踏み入れると、どこまでも続く通路と、所狭しと並ぶ商店に圧倒されます。

初めて訪れると、どの通りを歩いているのか分からなくなってしまうことも。

しかし、無秩序にお店が並んでいるわけではありません。

宝石商や絨毯商、革製品店など、同じ種類の商品を扱う商店がある程度まとまっているのが特徴です。

これは、オスマン帝国時代の商人組合や職人文化の名残でもあります。

例えば、宝石店が多いクユムジュラル通り(Kuyumcular Caddesi)など、通りの名前や位置を覚えておくと散策の目印になります。

また、市場の出入り口には名前や番号が付けられています。

グランドバザールを自由に歩くのも楽しいですが、迷ったときは門の表示や通りの名前を確認しましょう。

グランドバザールの営業時間・定休日・観光の所要時間

グランドバザールは基本的に月曜日から土曜日まで営業しており、日曜日と祝日は休業です。

観光の前に営業時間と休業日を確認しておきましょう。

項目基本情報
名称グランドバザール(Kapalıçarşı)
所在地イスタンブール旧市街・ベヤズット地区
営業時間おおむね8:30〜9:00頃から19:00頃まで
定休日日曜日、宗教上の祝祭日など
入場料無料
観光の所要時間約1〜2時間が目安
最寄り駅T1トラム Beyazıt–Kapalıçarşı駅

※営業時間は店舗によって異なり、宗教上の祝祭日には変更される場合があります。

グランドバザールは日曜日に営業している?

グランドバザールは、原則として日曜日が定休日です。

トルコの宗教上の祝祭日にも休業することがあるため、旅行日程を組む際には注意しましょう。

また、営業時間内であっても、すべてのお店が一斉に開店・閉店するわけではありません。

市場全体がにぎわう時間に訪れたい場合は、午前10時以降を目安にするとよいでしょう。

さるぱんちゃん

日曜日でもグランドバザール周辺のお店は開いていることもあります。

観光の所要時間はどのくらい?

グランドバザールをひと通り散策するなら、1〜2時間程度を目安にするとよいでしょう。

ただし、これはあくまで目安です。

お土産をじっくり選んだり、カフェで休憩したりするなら、さらに時間が必要です。

また、後ほど紹介する屋上ツアーは約2〜2.5時間。

歴史的な商館や工房なども訪れるため、通常の買い物とは違った観光体験ができます。

グランドバザールの場所・地図・行き方

グランドバザールは、イスタンブールの歴史地区にあるため、公共交通機関でアクセスしやすい観光スポットです。

最も便利なのはトラムT1線です。

トラムT1線のベヤズット駅から徒歩すぐ

トラムT1線のBeyazıt–Kapalıçarşı(ベヤズット・カパルチャルシュ)駅で下車すると、グランドバザールの西側入口へ徒歩数分でアクセスできます。

スルタンアフメット地区から向かう場合は、チェンベルリタシュ(Çemberlitaş)駅から歩く方法もあります。

アヤソフィアやブルーモスクの観光と組み合わせやすい立地です。

迷子にならないために覚えておきたいこと

西側のベヤズット門

グランドバザールには数多くの門があります。

特に覚えておきたいのが、西側のベヤズット門と東側のヌルオスマニエ門です。

また、グランドバザールを東西に横断する主要な通りのひとつが、カルパクチュラル通り(Kalpakçılar Caddesi)。

市場は迷路のように複雑ですが、これらの門や大きな通りを目印にすると位置を把握しやすくなります。

地図アプリを使う場合も、目的のお店だけでなく、近くの門の名前を確認しておくと便利です。

グランドバザールの見どころ|お土産屋さんだけではない歴史的な市場

グランドバザール最大の魅力は、約600年の商業の歴史を持つ市場そのものにあります。

きらびやかな商品に目が向きがちですが、少し視線を変えると、古い建築物や職人たちの仕事場など、さまざまな見どころが隠れています。

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この記事を書いた人

さるぱんちゃんのアバター さるぱんちゃん トルコびいきの旅ノート管理人

広島県出身。アメリカで約20年暮らしたあと、2017年からトルコに移住。トルコ人の夫と暮らしながら、イスタンブールをはじめとする観光地、地方都市、世界遺産、市場、食文化、日々の暮らしなどを取材・発信中。

初めてトルコを訪れる前、「行ってみたい気持ちと、少し身構えてしまう気持ち」が同居する感覚に、英語の apprehensive(これから起きることに対して、不安や心配を感じているという意味)という言葉が重なった経験を持つ。

旅行者としての不安を置き去りにせず、現地で暮らす中で得た実感も交えながら、初めてのトルコ旅行に役立つ情報を発信。

市場、朝ごはん、地方都市、見慣れない食材を見ることが趣味。旅先では観光地だけでなく、スーパーや食料品売り場ものぞくタイプ。世界遺産検定保持者。

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