トルコ旅行はシニアでも楽しめる?移動が楽なゆったりツアーの選び方とおすすめプラン

トルコ旅行はシニアでも楽しめる?移動が楽なツアーの選び方とおすすめプラン

「一度はトルコへ行ってみたいけれど、長時間の移動に耐えられるだろうか」
「ツアーの日程を見ると、毎日のように違う都市へ移動していて不安」
「シニアでも無理なく楽しめるトルコ旅行はあるのだろうか」

トルコ旅行を探しているシニア世代のなかには、行きたい気持ちはあっても、体力面で迷っている方も多いのではないでしょうか。

トルコは日本の約2倍の国土を持ち、人気観光地が各地に離れています。

イスタンブール、カッパドキア、エフェソス、パムッカレ、コンヤ、アンカラなどを一度の旅行ですべて回ろうとすると、どうしても都市間の長距離移動が増えます。

そのため、シニアのトルコ旅行で大切なのは、年齢よりもツアーの日程です。

日本からの国際線、ホテルの連泊数、トルコ国内の移動手段、専用車の座席スペース、参加人数まで確認すれば、体力に不安がある方でもトルコ旅行を十分に楽しめます。

この記事では、トルコ在住者の立場から、シニアが無理なく参加しやすいツアーの選び方と、わたしが「わたしの理想に近い」と感じたおすすめツアーを紹介します。

目次

シニアでもトルコ旅行は楽しめる

トルコ旅行は、シニア世代にも人気があります。

日本とは大きく異なる街並み、イスラム建築、古代遺跡、カッパドキアの奇岩、エーゲ海地方の穏やかな風景など、長い時間をかけて訪れる価値のある国です。

ただし、若い頃と同じ感覚で「せっかくだから全部回ろう」と考えると、移動に体力を使いすぎてしまう可能性があります。

年齢よりもツアーの日程が重要

同じ8日間や10日間のトルコツアーでも、疲れ方は大きく異なります。

毎日違うホテルに泊まり、バスで何時間も移動するツアーもあれば、連泊と国内線を組み合わせ、長距離バス移動を減らしているツアーもあります。

シニア向けと明記されていなくても、日程に余裕があり、移動方法が工夫されていれば参加しやすいツアーはあります。

反対に、「ゆったり」「優雅」と書かれていても、実際の日程を見ると早朝出発や長距離移動が多い場合もあります。

キャッチコピーだけでなく、1日ごとの旅程を確認しましょう。

元気な人でも長距離移動は疲れる

普段からよく歩く方でも、海外旅行ではいつもと同じようにはいきません。

長時間のフライト、時差、慣れない食事、ホテルのベッド、毎朝の荷造りが少しずつ体力を奪います。

そこへ長距離のバス移動と遺跡観光が加わると、旅行後半に疲れが出やすくなります。

トルコ旅行では、「歩けるかどうか」だけでなく、観光する前にどれだけ体力を消耗するかまで考えることが大切です。

観光地を増やせば満足度が上がるとは限らない

訪問都市が多いツアーは、旅行代金に対してお得に見えます。

しかし、都市を増やすほど、ホテル移動とバス移動も増えます。

トルコ全土を駆け足で回り、観光地では写真だけ撮って次へ進むより、訪れる地域を少し絞り、景色や食事までゆっくり楽しむほうが記憶に残ることもあります。

シニア向けツアーとは、観光地が少ないツアーではありません。

移動に使う体力を減らし、観光を楽しむ体力を残せるツアーです。

シニアのトルコ旅行で大変なのは長距離移動

トルコ旅行では、遺跡や旧市街を歩くことだけが負担になるわけではありません。

実際には、都市から都市へ移動する時間のほうが、体にこたえることがあります。

トルコは人気観光地同士が離れている

トルコの国土は広く、日本人旅行者に人気の観光地も一か所に集まっていません。

イスタンブールからカッパドキアへ行き、さらにパムッカレやエフェソスを回ろうとすると、かなりの移動距離になります。

地図で見ると近そうでも、実際には何時間もバスに乗る区間が含まれていることがあります。

ツアーを比較するときは、観光地の名前だけでなく、都市間を何で移動するのか確認しましょう。

毎日のホテル移動と荷造りが負担になる

ホテルを毎日移動するツアーでは、朝の出発前にスーツケースを閉じなければなりません。

添乗員やホテルスタッフが荷物を運んでくれる場合でも、部屋の中の荷物を整理するのは自分です。

洗面用品を片づけ、充電器の忘れ物を確認し、翌日の服を考える。

一つひとつは小さな作業ですが、毎日続くと負担になります。

2連泊や3連泊があれば、荷造りをしない朝を作れます。

シニアのトルコ旅行では、観光地の数と同じくらい、ホテルの連泊数を重視してください。

早朝出発が続くと旅行後半に疲れが出る

カッパドキアで気球に乗る場合は、早朝にホテルを出発します。

これは気球ツアーの性質上、ある程度仕方がありません。

ただし、その前後の日まで早朝出発が続くと、睡眠不足になりやすくなります。

気球ツアーに参加する予定なら、カッパドキアに連泊できるか、その後の日程に余裕があるかも確認しておきましょう。

バスに座っているだけでも体力は消耗する

「バスなら座っているだけだから楽」と思うかもしれません。

しかし、同じ姿勢で何時間も座ると、腰や膝がつらくなります。

トイレ休憩のたびに乗り降りし、休憩後は再び同じ席へ戻ります。車内で眠れない方にとっては、移動時間そのものが疲労につながります。

特に、午前中に長距離を移動して午後から遺跡を歩く日程は、数字で見る以上に体力を使います。

シニア向けトルコツアーを選ぶポイント

シニアのトルコ旅行では、料金や観光地の数だけでツアーを決めないことが大切です。

次のポイントを比較すると、参加後の疲れ方を想像しやすくなります。

日本からトルコへは直行便を選ぶ

シニアのトルコ旅行では、日本からトルコまでの国際線は、できるだけ直行便を選んでください。

乗り継ぎ便のほうが安い場合もありますが、途中の空港で再び搭乗口を探し、手荷物検査を受け、次の便を待つ必要があります。

空港によっては、搭乗口まで長い距離を歩くこともあります。

乗り継ぎ時間が短ければ間に合うか不安になり、長ければ空港で何時間も待たなければなりません。

トルコへ着いたあとも、空港からホテルへの移動や翌日からの観光が待っています。

さるぱんちゃん

イスタンブール国際空港は世界でも最大規模の空港です。
とても広いのでものすごく歩きます。

国際線で体力を使い切ってしまっては、本末転倒です。

乗り換えの不安と体力温存を考えると、シニア世代には直行便を強くおすすめします。

2連泊以上が多いツアーを選ぶ

2連泊や3連泊があると、毎朝スーツケースを閉じる必要がありません。

洗濯物を整理したり、購入したお土産を収納したりする時間も取れます。

少し疲れを感じたときに、ホテルで休む選択もしやすくなります。

日程表を見るときは、宿泊都市の横に「連泊」と書かれているか確認しましょう。

長距離区間に国内線を利用しているか

トルコ国内には国内線が多く、遠く離れた都市間を飛行機で移動できます。

空港での手続きは必要ですが、何時間もバスに乗り続ける区間を減らせます。

国内線を利用しているから必ず楽とは限りませんが、カッパドキアとイスタンブールなどの長距離区間では、移動時間の短縮につながります。

日程表に国内線が含まれている場合は、空港到着後にさらに何時間移動するのかも確認しておきましょう。

専用車を1人何席で使えるか

ツアーの車両を見るときは、バスの大きさだけでなく、参加人数に対して何席用意されるかを確認しましょう。

大型バスでも、参加者が多く満席に近ければ、隣の席に荷物を置いたり、姿勢を変えたりできません。

反対に、少人数で余裕のある車両を使用するツアーなら、移動中も比較的ゆったり過ごせます。

「大型バス利用」よりも、「1人2席利用」「最大参加人数」「少人数制」といった記載に注目してください。

最大参加人数が多すぎないか

参加人数が多いツアーでは、観光地に着いてから全員がバスを降りるまで時間がかかります。

トイレ休憩、ホテルのチェックイン、レストランへの入店など、あらゆる場面で待ち時間が発生します。

少人数ツアーなら、乗り降りや集合が比較的スムーズです。

ガイドの説明も聞きやすく、質問もしやすくなります。

ただし、少人数ツアーは最少催行人数が集まらない可能性もあるため、最大人数とあわせて催行条件も確認しましょう。

自由時間が多すぎないか

自由行動は、自分の好きな場所へ行けるのが魅力です。

一方で、移動、食事、タクシーの手配、ホテルまでの帰り方を自分で考えなければなりません。

丸一日自由行動のツアーは、海外旅行に慣れている方には楽しくても、初めてトルコへ行く方には負担になることがあります。

シニアのトルコ旅行では、観光をガイドに任せながら、数時間だけ自分で歩ける程度の自由時間がちょうどよいでしょう。

食事がどこまで含まれているか

食事なしの日が多いツアーでは、毎回自分でレストランを探さなければなりません。

自由に好きなものを食べられる反面、店選びや注文に不安を感じる方もいるでしょう。

朝食、昼食、夕食のどこまで旅行代金に含まれているかを確認してください。

ただし、すべての食事が含まれていればよいとも限りません。

自由時間に一度くらい自分で店を選べると、ツアー旅行の安心感と個人旅行の楽しさを両方味わえます。

高速鉄道を使うツアーが必ずしも楽とは限らない

トルコツアーのなかには、都市間の移動に高速鉄道YHTを利用するものもあります。

「高速鉄道なら、日本の新幹線のように快適なのでは」と感じるかもしれません。

しかし、シニア旅行では、乗車中の時間だけで判断しないほうがよいでしょう。

日本の新幹線と同じ感覚では考えない

トルコの高速鉄道は、一般的な長距離バスより揺れが少なく、道路状況にも左右されにくい移動手段です。

ただし、日本の新幹線と同じ設備やサービスを期待すると、少し違いを感じる可能性があります。

車両や座席によっては、進行方向を向いて座れるとは限りません。

向かい合わせの座席や、後ろ向きの固定席になることも考えられます。

乗り物酔いしやすい方は、利用する列車や座席について旅行会社に確認しておくと安心です。

さるぱんちゃん

飛行機のように全席指定です。
ツアーに申し込む時に手配してもらえると思います。
寝台車での移動となることもあります。

駅構内では自分で移動する場面がある

専用車での移動なら、ホテルや観光地の近くから乗り、そのまま目的地へ向かえます。

鉄道の場合は、車を降りて駅構内を歩き、荷物検査や改札を通り、ホームへ移動します。

駅によって設備は異なり、エレベーターがあっても混雑している場合があります。

列車に乗ってしまえば座れますが、そこへたどり着くまでの移動も含めて考えましょう。

スーツケースの扱いが負担になることもある

大きなスーツケースは、座席の上ではなく、車両内の荷物置き場を利用することがあります。

混雑時には、荷物を置く場所を探す必要もあります。

ツアー会社やガイドがどこまで荷物を手伝ってくれるのか、自分で列車へ運び込む必要があるのかを確認してください。

「高速鉄道利用」と書かれているだけで、専用車より楽だと判断するのは早いでしょう。

さるぱんちゃん

飛行機のようにパスポートと乗車券をプラットフォームに入る前に提示します。
そこでスーツケース持ち込み超過料金を支払うのが通常です。
詳細はツアー申込先に問い合わせてみましょう。

乗車時間だけでなく前後の移動まで確認する

高速鉄道の乗車時間が短くても、ホテルから駅、到着駅から次の観光地までの移動が加わります。

シニアのトルコ旅行では、

  • ホテルから駅までどのくらいかかるか
  • 駅でどの程度歩くか
  • スーツケースを誰が運ぶか
  • 到着後すぐに観光が始まるか

まで確認しましょう。

高速鉄道が悪いのではありません。

ただし、「鉄道だから楽」とは限らず、専用車や国内線のほうが負担を減らせる旅程もあります。

シニアのトルコ旅行におすすめしたいツアー

ここまでの条件を踏まえて、わたしがシニア世代におすすめしたいのが、ターキッシュエア&トラベルのエーゲ海地方とカッパドキアを巡るツアーです。

このツアーを初めて見つけたとき、わたしは「年齢は関係なく、これが(わたしの)理想的な夢のトルコ旅行ではないか」と思いました(トルコに住んでますけど)。

さるぱんちゃんイチ押しツアー

コース番号:A10TH

DAY
トルコ航空(直行便でイスタンブールへ)

22:05 TK199 羽田発
ターキッシュエアラインズ直行便にてイスタンブールへ(約12時間)

DAY
エフェソス遺跡・エーゲ海リゾート

05:15 イスタンブール空港着
国内線に乗り継ぎ、早朝イスタンブールから空路イズミールへ
日本語ガイドが空港でお出迎え、専用車にてエフェソスへ(約70km/約1時間)
【世界遺産】エフェソス観光
ローカルレストランにて昼食(シシケバブ)
聖母マリア教会(入場)
アルテミス神殿(下車)

15:00 エーゲ海に面した5つ星ホテルに宿泊
ホテルにて夕食

DAY
パムッカレの石灰棚

ホテルにて朝食

09:00 ホテル発
専用車にてパムッカレへ(約185km/約3時間)
ローカルレストランにて昼食

【世界遺産】パムッカレ観光
石灰棚(入場)
ヒエラポリス遺跡(入場)

16:00 5つ星温泉ホテルに宿泊
ホテルにて夕食

DAY
カッパドキア

ホテルにて朝食

06:00 ホテル発
専用車にてデニズリ空港へ
国内線にてイスタンブール経由でカッパドキアへ
カッパドキア空港着

専用車で【世界遺産】カッパドキア観光
ローカルレストランにて昼食
ローズバレー(入場)

16:00 洞窟ホテルにご宿泊
ホテルにて夕食

DAY
カッパドキア

早朝 熱気球のオプショナルツアー

ホテルにて朝食

09:00 ホテル発
専用車で【世界遺産】カッパドキア観光
ギョレメ野外博物館(入場)
ローカルレストランにて昼食

カッパドキア観光続行
ウチヒサール(下車)
ギョレメ谷(下車)鳩の谷(下車)

16:00 洞窟ホテル到着
ホテルにて夕食

DAY
カッパドキア

ホテルにて朝食

09:00 ホテル発
専用車で【世界遺産】カッパドキア観光
3姉妹の岩・キノコ岩・デルベント
ミニハイキングへご案内 (約30分)

ラクダ岩(下車)
カイマクルの地下都市(入場)
ローカルレストランにて昼食(トルコ風舟形ピザ)

ネブシェヒルまたはカイセリ空港へ
国内線にてイスタンブールへ
イスタンブール空港着
専用車にてホテルへ

17:00 5つ星ホテル エグゼクティブルームに宿泊

DAY
イスタンブール

ホテルにて朝食
午後からゆっくり観光スタート

12:00 専用車で市内レストランにて昼食(シーフード)
【世界遺産】イスタンブール観光
ガラタ橋・ブルーモスク
ローマ時代の競馬場跡・アヤソフィア
グランドバザールまたはエジプシャンバザール(散策)

17:00 5つ星ホテル エグゼクティブルームに宿泊

DAY
イスタンブール旧市街観光

ホテルにて朝食

専用車にてイスタンブール旧市街へ
【世界遺産】イスタンブール観光(約8時間)
イスタンブール海峡クルーズ
イスティクラール通りにて、「トラム」に乗車
ローカルレストランにて昼食

トプカプ宮殿(入場 )
※宝物館を含む ※ハーレムを含む

17:00 5つ星ホテル エグゼクティブルームに宿泊

DAY
イスタンブール・フリータイム

フリータイムの時でも、専用車、日本語ガイド利用可能

21:00 日本語ガイドとともに専用車にてイスタンブール空港へ

機中泊

DAY
トルコ航空(直行便で羽田へ)

02:20 TK198 イスタンブール発 
ターキッシュエアラインズ直行便にて羽田へ(約11時間30分)

19:20 羽田着

トルコ旅行らしい見どころが凝縮されている

このツアーは、コンヤやアンカラなど、トルコ中部の都市をすべて回る旅程ではありません。

しかし、イスタンブール、カッパドキア、エフェソス、エーゲ海地方と、多くの人が思い描く「トルコ旅行らしさ」が凝縮されています。

歴史的なモスクや宮殿、カッパドキアの奇岩と洞窟ホテル、エフェソスの古代遺跡、エーゲ海地方の景色と料理。

初めてトルコへ行く方が期待するものを残しながら、移動の負担を抑えたコースです。

エーゲ海クシャダス。
海の青さは何度見ても息を呑むほど美しいです。

コンヤやアンカラを外すことで長距離移動を減らしている

コンヤやアンカラにも、もちろん見どころはあります。

コンヤはメヴラーナ文化で知られ、アンカラにはアナトリア文明博物館やアタテュルク廟があります。

ただし、トルコ旅行で人気の都市をすべて入れると、長距離バス移動が増えます。

このツアーは、すべての都市を一度に制覇することよりも、エーゲ海地方とカッパドキアを無理なく楽しむことを優先しています。

シニア向けだから観光地を減らしたのではありません。

初めてのトルコ旅行で見たいものを厳選し、観光を楽しむ時間と体力を残した旅程です。

長距離バス移動を避けられる

トルコ周遊ツアーでは、カッパドキア、コンヤ、パムッカレ、エフェソスなどをバスでつなぐことがあります。

景色を楽しめる反面、数時間の移動が何日も続くことになります。

今回紹介するツアーは、国内線などを組み合わせ、長距離バス移動を避けているのが大きな魅力です。

トルコは長距離移動の多い国です。

だからこそ、移動手段の違いが旅行全体の疲れ方を左右します。

カッパドキアも外していない

移動を楽にするために見どころを絞っても、カッパドキアがなければ物足りないと感じる方も多いでしょう。

カッパドキアは、トルコ旅行を象徴する地域の一つです。

奇岩が連なる風景、洞窟住居、地下都市、空を埋める気球など、日本では見られない景色があります。

エーゲ海地方を丁寧に回りながら、カッパドキアにも行ける。

この組み合わせが、このツアーを理想的だと感じた理由です。

エフェソス周辺を丁寧に観光できる

エフェソスは、古代都市の規模を体感できるトルコ有数の遺跡です(そしてわたしはこの街に住んでいました)。

大理石の道、ケルスス図書館、大劇場など、写真だけでは分からない迫力があります。

エフェソス周辺には、古代遺跡だけでなく、キリスト教史に関係する場所や、エーゲ海地方らしい町もあります。

トルコの主要都市を全部入れないからこそ、この地域に時間を使えるのが魅力です。

さるぱんちゃん

さらに、この日程のいいところはエフェソスに午前中に行くことです。
夏場(6月中旬から9月下旬くらいまで)は午後からの見学は、日陰なし、大理石の照り返しがあったりと、かなり暑いです。

このツアーは自由時間の長さもちょうどいい

シニア向けのトルコツアーでは、自由時間が少なければよいとも、多ければよいとも限りません。

自由時間がまったくなければ、自分のペースでお土産を選んだり、気になる店へ立ち寄ったりする楽しみがありません。

反対に、丸一日の自由行動では、移動手段や食事場所、ホテルまでの帰り方を自分で考える必要があり、初めてトルコへ行く方には負担になることがあります。

その点、今回紹介しているツアーは、ガイド付き観光を中心にしながら、自分で街を歩ける時間も残されています。

すべてをガイドに任せる旅行と、すべて自力で動く個人旅行の中間にある、程よい自由時間だと思います。

自由時間が多すぎると意外と疲れる

自由時間には、何をするか自分で決める必要があります。

行き先を調べ、移動手段を選び、食事をする店を探し、ホテルまで戻らなければなりません。

海外旅行に慣れていない方にとっては、自由であることが必ずしも楽とは限りません。

特にイスタンブールは坂が多く、歩いて行けそうに見える場所でも、実際には高低差があります。

丸一日すべてを自力で回るより、ガイド付き観光の合間に数時間の自由時間があるほうが、体調に合わせて楽しみやすいでしょう。

夕方にホテルへ戻れるので一日の終わりをゆっくり過ごせる

このツアーは、日によっては朝の出発が早いことがあります。

ただし、観光を終えてホテルへ戻るのは夕方です。

夜まで予定を詰め込んでいないため、部屋でゆっくり休んだり、その日の写真を見返したり、翌日の準備をしたりする時間を取れます。

夏場であれば、夕方でもまだ明るいことがあります。体力に余裕があれば、ホテルの近くを少し散歩したり、近くの店をのぞいたりすることもできるでしょう。

遠くまで出かけなくても、ホテル周辺を自分のペースで歩くだけで、ツアーとは違うトルコの日常に触れられます。

朝は少し早くても、一日の終わりを慌ただしく過ごさず、ゆっくり締めくくれる。

わたしは、この余白のある日程がとてもよいと思います。

短い自由時間なら自分で歩いた思い出も作れる

自由時間があれば、ガイドに案内されるだけでは見つけられない店へ入れます。

気になるロカンタで料理を選んだり、小さな店でトルココーヒーを飲んだり、スーパーで地元のお菓子を探したりするのも楽しいものです。

短時間であれば、疲れたらホテルへ戻る、近くのカフェで休むといった調整もしやすくなります。

「ツアーに参加した」という思い出だけでなく、「自分でトルコの街を歩いた」という実感も持ち帰れます。

さるぱんちゃん

イスタンブール滞在中は夕食の案内がありません。
イスタンブールには入ってみたいレストランがたくさんあります。
日本食屋さんでトルコ料理のお休みがてら外国の日本食に挑戦してみてもいいと思います。

不安な移動は専用車の送迎を相談できる

自由時間があっても、ホテルまで必ず自力で戻らなければならないわけではありません。

このツアーでは、希望に応じて専用車による送迎も相談できるようです。

行きは元気だったけれど、帰りは疲れた。
日が暮れてから公共交通機関に乗るのは不安。

そのようなときに、専用車を頼める選択肢があるのは安心です。

シニアの自由行動で重要なのは、何ができるかだけではありません。

疲れたときに、どう安全にホテルへ戻れるかも確認しておきましょう。

※専用車の利用条件や料金は、申し込み前に旅行会社へ確認してください。

ツアー中にトラムへ乗れるのもよい

このツアーでは、イスタンブールのトラムを利用する機会もあります。

ガイドと一緒に公共交通機関へ乗れば、駅やホームの雰囲気、乗り降りの流れを体験できます。

その後の自由時間に、もう一度トラムを使ってみたい方にとっては、よい予行演習になります。

もちろん、混雑していたり、立ち続けるのがつらかったりする場合は、無理をする必要はありません。

トラムを単なる移動手段ではなく、イスタンブールの日常に触れる観光体験として楽しめるのも、このツアーのよいところです。

簡単なトルコ語が旅の思い出になる

グランドバザールなど外国人旅行者が多い観光地では、英語が通じる店もあります。

一方、観光地から少し外れた飲食店や地元の人が利用する店では、英語があまり通じないことも珍しくありません。

ただし、必要以上に不安になることはありません。

ガイドブックに載っている程度の簡単なトルコ語と、指差しや身振り手振りでも、買い物や食事はできます。

たとえば、次のような短い言葉だけでも役立ちます。

  • Merhaba(メルハバ):こんにちは
  • Teşekkür ederim(テシェッキュル・エデリム):ありがとうございます
  • Bu ne kadar?(ブ・ネ・カダル):これはいくらですか
  • Lütfen(リュトフェン):お願いします
  • Çok güzel(チョク・ギュゼル):とてもよい、おいしい

完璧な発音で話す必要はありません。

トルコ語で伝えようとすると、店員さんが笑顔を見せてくれたり、言い直して教えてくれたりすることもあります。

通じたことはもちろん、少し通じなかった出来事まで、帰国後には楽しい思い出になるでしょう。

エフェソス周辺は食事も楽しみにしてほしい

エフェソス周辺を訪れる魅力は、古代遺跡だけではありません。

個人的には、エーゲ海地方で食べる料理は、イスタンブールの観光地で食べる料理よりもおいしいと感じることがあります。

少々ひいき目は入っていますが、私の周囲でもエーゲ海地方の料理を好む人は少なくありません。

エーゲ海地方は素材を活かした料理が多い

エーゲ海地方では、オリーブオイル、野菜、ハーブ、豆類、魚介類などを使った料理が多く見られます。

素材そのものの味を活かした料理が多く、重たい肉料理が続くのが苦手な方にも比較的食べやすい地域です。

トルコ料理というと、ケバブや肉料理を思い浮かべるかもしれません。

しかし、エーゲ海地方では、スパイスを大量に使う料理というよりも、香ばしく焼いた肉をシンプルな味付けで楽しめるのが、エーゲ海地方の料理の魅力です。

セルチュク名物のチョプシシ(細切れ肉の串)。
素材の味が活きるシンプルな味付けです。

野菜とオリーブオイルを使った料理が豊富

トルコのエーゲ海沿岸では、ナス、ズッキーニ、トマト、ピーマンなどの野菜がよく使われます。

ヨーグルトを添えた前菜や、オリーブオイルで煮た冷菜も豊富です。

旅行中に肉料理が続いて少し疲れたときにも、野菜料理を選べるのはうれしいところです。

日本人の口に比較的なじみやすい料理も見つけられるでしょう。

イスタンブールとは異なる食文化を楽しめる

イスタンブールには、トルコ各地の料理が集まっています。

その一方で、観光ツアーで立ち寄るレストランでは、外国人旅行者向けの定番料理が中心になることもあります。

エーゲ海地方まで足を延ばすと、その土地で採れる野菜、ハーブ、オリーブオイルを使った料理に出会えます。

遺跡を見て終わるのではなく、土地の料理まで味わえることも、エフェソス周辺を丁寧に回るツアーの魅力です。

さるぱんちゃん

デメリットを挙げるなら、旅行代金がそれなりにかかることでしょう。
ただ、現在のトルコは、以前のような「物価が安く、気軽に行ける国」ではありません。さらに、世界情勢や燃料費の影響で航空券も高くなっています。
価格だけで判断せず、直行便や国内線、連泊、少人数での移動など、旅行代金に含まれる内容まで見て比較したいところです。

このツアーが向いているシニア

おすすめツアーは、すべてのシニア旅行者に合うわけではありません。

自分がトルコ旅行に何を求めているかと照らし合わせて選びましょう。

移動の負担を抑えたい人

長時間バスに乗り続けるのが不安な方には向いています。

国内線や専用車を活用し、都市間の移動負担を減らしたい方におすすめです。

腰や膝に不安がある方も、バスの乗車時間だけでなく、車内の座席スペースや乗降回数を旅行会社に確認しておきましょう。

初めてのトルコ旅行で王道を楽しみたい人

イスタンブール、カッパドキア、エフェソスなど、多くの人が見たいと考える場所を回れます。

トルコ全土を網羅するツアーではありませんが、初めてのトルコ旅行で期待する景色や歴史は十分に楽しめます。

「一度の旅行で全部行かなければ」と考えず、トルコらしさを丁寧に味わいたい方に合っています。

ガイド付き観光と自由時間の両方が欲しい人

観光地の歴史は日本語ガイドから聞きたい。

しかし、買い物やカフェでは自分たちだけで過ごしてみたい。

このような方にも向いています。

すべてお任せではなく、かといって一日中自力でもない、程よい自由度があります。

エーゲ海地方の遺跡と料理に興味がある人

カッパドキアだけでなく、エフェソス周辺も丁寧に楽しみたい方には特におすすめです。

「トルコでキリスト教の史跡?」と意外に思う方もいるかもしれません。

現在のトルコ西部にあたるエーゲ海地方は、古代ギリシャ・ローマ世界の重要な地域であり、その後は初期キリスト教の歴史とも深く関わってきました。

エフェソス周辺には、古代都市エフェソスだけでなく、使徒ヨハネの墓があったと伝えられる場所に建てられた聖ヨハネ教会跡や、聖母マリアが晩年を過ごしたという伝承が残る聖母マリアの家があります。

これらは、キリスト教の歴史やルーツをたどる旅行でも欠かせない場所です。

イスラム建築やカッパドキアの奇岩だけでなく、古代ギリシャ・ローマ、初期キリスト教へと続くトルコの重層的な歴史に触れられることも、このツアーの魅力です。

さらに、エーゲ海地方の町や、野菜、ハーブ、オリーブオイルを生かした料理まで楽しめます。

景色だけでなく、遺跡、宗教史、食文化まで味わいたい方に向いているツアーです。

このツアーが向いていない人

一方、次のような方は、別のツアーも比較したほうがよいでしょう。

トルコの主要都市を一度ですべて回りたい人

コンヤ、アンカラ、パムッカレなども含め、一度の旅行でトルコの主要都市をできる限り多く回りたい方には、物足りない可能性があります。

長距離移動が増えても、訪問都市の多さを優先したい方は、大周遊ツアーのほうが合っています。

コンヤやアンカラに明確な目的がある人

メヴラーナ博物館へ行きたい、アナトリア文明博物館を見たいなど、特定の目的がある方には別の旅程が必要です。

「有名だから一応行きたい」のか、「そこへ行くことが旅行の目的」なのかを分けて考えましょう。

ベリーダンスショーを楽しみたい人

トルコ旅行でベリーダンスショーを楽しみにしている方は、日程をよく確認してください。

今回紹介するツアーは、イスタンブール、カッパドキア、エフェソス、エーゲ海地方の観光を中心に組まれており、ベリーダンスショーを目的にした夜のプログラムは含まれていない可能性があります。

ベリーダンスや民族舞踊のショーを旅行の大きな目的にしている方は、ショー付きディナーや夜のオプショナルツアーを追加できるか、申し込み前に旅行会社へ確認しましょう。

観光内容そのものは充実していますが、夜のエンターテインメントまで含めてトルコ旅行を楽しみたい方には、別のツアーのほうが合う場合があります。

自由時間を一切必要としない人

移動も食事も買い物も、すべてガイドに任せたい方には、自由時間が負担に感じられるかもしれません。

その場合は、全観光・全食事付きで自由時間の少ないツアーを比較すると安心です。

シニアのトルコ旅行で準備しておきたいこと

移動が楽なツアーを選んでも、トルコの観光地ではある程度歩きます。

出発前に、無理なく楽しむための準備をしておきましょう。

履き慣れた歩きやすい靴を選ぶ

エフェソスなどの遺跡には、石畳や傾斜があります。

イスタンブールの旧市街も、場所によっては道がでこぼこしています。

新しい靴を旅行直前に履き始めるのではなく、普段から履き慣れた靴を持っていきましょう。

滑りにくく、足首が安定する靴がおすすめです。

常備薬は余裕を持って用意する

普段服用している薬は、旅行日数より少し多めに用意しましょう。

機内持ち込み用とスーツケース用に分けておくと、荷物の遅延にも備えられます。

薬の名前や服用方法を書いたメモも持参すると安心です。

持病がある方は、旅行前に主治医へ相談してください。

機内や車内で羽織れるものを持つ

トルコの夏は暑くても、飛行機やバスの車内は冷えることがあります。

薄手のカーディガンやストールがあると、温度調整に便利です。

帽子や日焼け止めだけでなく、冷房対策も忘れないようにしましょう。

無理にすべての観光へ参加しない

ツアー旅行では、「せっかく来たから全部参加しなければ」と考えがちです。

しかし、体調がよくない日は、ホテルで休むことも大切です。

自由時間に遠くまで出かけず、ホテル周辺を歩くだけでもよいでしょう。

旅行の目的は、日程表をすべて消化することではありません。

元気な状態でトルコの景色や食事を楽しむことです。

海外旅行保険に加入する

トルコ滞在中に体調を崩した場合、日本語が通じる病院をすぐに見つけられるとは限りません。

治療費や搬送費が高額になる可能性もあります。

持病の補償条件を含め、出発前に海外旅行保険の内容を確認しておきましょう。

クレジットカード付帯保険を利用する場合も、補償額や利用条件を確認してください。

まとめ|シニアのトルコ旅行は移動の楽さで選ぶ

トルコ旅行は、シニア世代でも十分に楽しめます。

ただし、訪問都市の多さや旅行代金だけでツアーを選ぶと、長距離移動で疲れてしまう可能性があります。

シニアのトルコ旅行では、次の点を確認しましょう。

  • 日本からは直行便を選ぶ
  • 2連泊や3連泊が多いツアーを選ぶ
  • 長距離区間の移動手段を確認する
  • 専用車の座席数と最大参加人数を見る
  • 自由時間が多すぎないか確認する
  • 高速鉄道は駅での移動や荷物の扱いまで考える
  • 疲れたときに送迎を頼めるか確認する

今回紹介したツアーは、コンヤやアンカラまで含めたトルコ全土の大周遊ではありません。

その代わり、イスタンブール、カッパドキア、エフェソス、エーゲ海地方と、多くの人が思い描くトルコ旅行の魅力が凝縮されています。

主要都市を無理に全部回らず、長距離バス移動を減らし、程よい自由時間も楽しめる。

私がこのツアーを初めて見たときに「理想のトルコ旅行だ」と感じたのは、観光地の数ではなく、旅の満足度を考えた日程だったからです。

トルコの地図を塗りつぶすように都市を回るのではなく、訪れた土地の景色、歴史、料理、人とのやり取りをゆっくり記憶に残す。

そのようなトルコ旅行を探しているシニア世代に、ぜひ検討してほしいツアーです。

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この記事を書いた人

さるぱんちゃんのアバター さるぱんちゃん トルコびいきの旅ノート管理人

広島県出身。アメリカで約20年暮らしたあと、2017年からトルコに移住。トルコ人の夫と暮らしながら、イスタンブールをはじめとする観光地、地方都市、世界遺産、市場、食文化、日々の暮らしなどを取材・発信中。

初めてトルコを訪れる前、「行ってみたい気持ちと、少し身構えてしまう気持ち」が同居する感覚に、英語の apprehensive(これから起きることに対して、不安や心配を感じているという意味)という言葉が重なった経験を持つ。

旅行者としての不安を置き去りにせず、現地で暮らす中で得た実感も交えながら、初めてのトルコ旅行に役立つ情報を発信。

市場、朝ごはん、地方都市、見慣れない食材を見ることが趣味。旅先では観光地だけでなく、スーパーや食料品売り場ものぞくタイプ。世界遺産検定保持者。

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