トルコツアーの日程表を見ていて、思わず二度見してしまいました。
イスタンブールの老舗ホテル「ペラパレス・ホテル」のデラックスルームに3連泊。
しかも、窓辺から金角湾を望む部屋です。
ペラパレスをご存じの方なら、ここでちょっとピンとくるのではないでしょうか。
オリエント急行の乗客を迎えるためにつくられ、アガサ・クリスティをはじめ多くの著名人が滞在した、イスタンブールを代表する歴史ホテルです。
ホテルそのものが観光名所といってもいい場所に、ツアーで3連泊。
クラブツーリズム、なかなかやります。
ところが、旅程を詳しく見ていくと、面白いのはペラパレスだけではありませんでした。
トロイやエフェソスなど世界遺産を巡り、アジア大陸最西端のババカレへ。
パムッカレでは電動カートを利用し、カッパドキアでは4WDで奇岩地帯を巡り、カイマクル地下都市や気球鑑賞も楽しみます。
その後は高速列車YHTでイスタンブールへ向かい、ボスポラス海峡クルーズやトラム乗車も体験。
さらにイスタンブールではアジア側のカドゥキョイへ行き、夕食は高級レストランではなくトルコの大衆食堂「ロカンタ」。
そして終日自由行動まであります。
ひとつひとつを見るとバラバラに見えますが、並べてみると、このツアーが誰に向けてつくられているのかが見えてきました。
歴史も見たい。世界遺産も見たい。少し珍しい場所にも行きたい。いいホテルにも泊まりたい。
でも、体力勝負の旅にはしたくない。
そんな大人の旅行者が、帰国してから誰かに話したくなる体験を11日間に散りばめたツアー。
わたしは、そんなふうにこの旅程を読みました。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
クラブツーリズムのトルコツアー11日間|まずは全体の特徴をチェック
クラブツーリズムのこのツアーは、単に高級ホテルを目玉にしたプレミアムツアーではありません。
また、「ミドル・シニア向けだから観光地を減らして楽にしました」という内容でもありません。
むしろ、かなりしっかり観光します。
2027年3月出発までは世界遺産を6か所巡り、オプショナルツアーのブルサに参加すれば7か所。
そのうえで、体力を使いやすいところに電動カートや4WDを入れ、長距離移動にはトイレ付きバスや高速列車を使っています。
つまり、
見どころを削るのではなく、移動方法を工夫して楽しみやすくしている。
ここが、このツアーの面白いところです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| イスタンブール | ペラパレス・ホテル3連泊 |
| 客室 | 金角湾を望むデラックスルーム |
| 世界遺産 | 2027年3月まで6か所 |
| カッパドキア | 4WD・カイマクル地下都市・気球鑑賞 |
| パムッカレ | 一部電動カート利用 |
| 珍しい訪問地 | アジア大陸最西端ババカレ |
| 乗り物 | YHT・トラム・ボスポラス海峡クルーズ |
| イスタンブール | アジア側・カドゥキョイ・終日自由行動 |
| 食文化 | ロカンタで夕食 |
| 長距離移動 | トイレ付きバス |
こうして並べてみると、かなり欲張りです。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
ペラパレスホテルに3連泊|このトルコツアー最大の魅力
このツアーを見て、わたしが最初に「おっ」と思ったのはペラパレスでした。
ペラパレスはオリエント急行の乗客を迎えるために生まれたホテル
ペラパレス・ホテルは、イスタンブール新市街のペラ地区、現在のベイオール地区に建つ歴史的ホテルです。
建設が始まったのは1892年、開業は1895年。
パリからヨーロッパ大陸を横断してイスタンブールへやってくる豪華列車、オリエント急行の乗客を迎えるためにつくられました。
当時のオリエント急行を利用したのは、王侯貴族や外交官、富裕な旅行者たち。
長い列車の旅を終えてイスタンブールへ着いた彼らを迎えるのにふさわしい、当時としては非常に近代的な設備を備えたホテルでした。ペラパレスは現在も、アール・ヌーヴォーの意匠とオリエンタリズムを融合させた独特の雰囲気を残しています。
つまりここは、ただ「古いホテル」なのではありません。
19世紀末のイスタンブールが、ヨーロッパとつながっていく時代そのものを象徴するホテルです。

アガサ・クリスティゆかりの411号室

そしてペラパレスと聞いて、アガサ・クリスティを思い浮かべる方も多いでしょう。
ホテルには現在も「アガサ・クリスティ・ルーム」と呼ばれる411号室があり、彼女の作品を集めたライブラリーやタイプライターのレプリカ、時代を感じさせる調度品が置かれています。
ペラパレスは『オリエント急行の殺人』との縁でも語られてきたホテルです。
「この部屋で作品を書いた」と紹介されることも多いのですが、このあたりは伝説的に語られてきた部分もあります。
ですから、わたしなら、
アガサ・クリスティが滞在し、『オリエント急行の殺人』を連想させるホテル
くらいに楽しむのがちょうどいいと思います。
それでも、本好きには十分すぎるほど心をくすぐられる場所です。
Netflixの『ペラパレスの夜更け』でホテルを知った方もいるかもしれません。
ただ高級なのではなく、建物の中にいくつもの物語が重なっているホテルなのです。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
アタテュルクゆかりの101号室はミュージアムルーム

ペラパレスにはもうひとつ、特別な部屋があります。
101号室です。
トルコ共和国建国の父、ムスタファ・ケマル・アタテュルクがイスタンブール滞在時に利用した部屋で、ホテルによると1917年以降、たびたびここに滞在し、重要な客人を迎えたり、国に関わる決定を行ったりしたとされています。
1981年、アタテュルク生誕100周年を記念して、この101号室はミュージアムルームとなりました。
現在は客室として宿泊する部屋ではなく、アタテュルクの私物、書籍、贈答品、当時の新聞や雑誌などが展示されています。
ここまで来ると、「歴史ホテル」という言葉だけでは少し足りない気がします。
オスマン帝国末期の国際都市イスタンブールと、そこから生まれた新しいトルコ共和国。
ペラパレスは、その両方の時代を見てきたホテルです。
101号室には、こんな逸話も残っています
101号室には、インドのマハラジャからアタテュルクへ贈られた絨毯にまつわる逸話も伝えられています。
後世、その絨毯に描かれた時計や模様が、アタテュルクが亡くなった11月10日午前9時05分を暗示していたのではないか、と語られるようになりました。
ホテル公式もこの話を紹介していますが、これは史実というより、ペラパレスに残るひとつの伝説として楽しむのがよさそうです。
こういう裏話な逸話まである。
だからペラパレスは面白いのです。
101号室は現在も見学できる
101号室は現在、一般見学も可能です。
ホテル公式では、毎日10:00〜11:00、15:00〜16:00の時間帯に公開され、人数制限も設けられています。見学方法や時間は変更される可能性があるので、訪問時には最新情報を確認してください。
3連泊するなら、こういう場所を急いで見るのではなく、
「今日はホテルに戻ってから101号室を見てみよう」
という過ごし方もできます。
これも連泊の良さです。
2027年4月出発以降は、旅程の組み方が少し変わります。
アンカラではアナトリア文明博物館とアタテュルク廟を訪れ、その後イスタンブールへ。
首都アンカラで「トルコ共和国建国の父」としてのアタテュルクに触れたあと、ペラパレスでは、彼が実際に滞在した101号室を見ることができます。
同じ人物でも、アタテュルク廟では国家の歴史として、ペラパレスではひとりの人物の足跡として感じられる。
2027年4月以降の旅程は、そんなつながりも面白いと思います。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
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豪奢な館内と著名人の足跡を楽しめる
ペラパレスの魅力は、客室だけではありません。
館内に足を踏み入れると、重厚な階段、クラシカルなエレベーター、シャンデリア、赤や金を基調とした調度品など、19世紀末の華やかな時代を思わせる空間が広がっています。
代表的なのが、ドーム状の高い天井を持つクッベリ・ラウンジ(Kubbeli Saloon)。
柔らかな光が入る華やかなラウンジで、現在もアフタヌーンティーを楽しむことができます。
ホテルを代表するオリエント・バー(Orient Bar)も、ペラパレスらしい場所のひとつ。
そして館内には、アタテュルクゆかりの101号室や、アガサ・クリスティの名を冠した411号室など、ホテルの100年以上の歴史を感じられる場所が残されています。
さらに興味深いのが、このホテルを訪れた人たちです。
ペラパレスの歴史には、政治家だけでなく、作家、映画監督、俳優、スパイとして知られる人物まで登場します。
ペラパレスを訪れた著名人の一例
- ムスタファ・ケマル・アタテュルク
- アガサ・クリスティ
- アーネスト・ヘミングウェイ
- アルフレッド・ヒッチコック
- グレタ・ガルボ
- マタ・ハリ
さるぱんちゃんグレタ・ガルボは、スウェーデン出身で1920〜30年代のハリウッドを代表した伝説的な女優です。
『アンナ・カレーニナ』『椿姫』『ニノチカ』などで知られ、若くして引退した後はほとんど公の場に姿を見せなかったことから、孤高でミステリアスなスターとしても語り継がれています。
こうして名前を並べると、ホテルというより、20世紀の歴史や文化の舞台装置のようにも見えてきます。
アガサ・クリスティを思いながら廊下を歩き、101号室ではトルコ共和国の歴史に触れ、かつてヒッチコックやヘミングウェイもここを訪れたのかと想像する。
ペラパレスは「部屋が豪華だから泊まるホテル」というより、豪奢な建築と100年以上の歴史、その中を通り過ぎていった人々の物語まで含めて楽しむホテルです。
ペラパレスの客室や館内の雰囲気をもっとお伝えしたいのですが、写真で見るなら公式サイトのギャラリーがいちばんわかりやすいと思います。
豪奢なラウンジや歴史あるエレベーター、アガサ・クリスティゆかりの客室など、「泊まるホテル」というより建物そのものを楽しむ場所だということが伝わってきます。
ペラパレスは1泊ではなく3連泊だから面白い
ここまで背景を知ると、クラブツーリズムがこのホテルを「1泊」ではなく「3連泊」にした意味が、よりわかりやすくなります。
どれほど名のあるホテルでも、夕方に到着して、翌朝スーツケースを閉めて出発するだけでは、結局は「泊まったホテル」で終わってしまいます。
3連泊なら、
朝食を食べる。
観光から戻る。
ロビーを歩く。
101号室を見学する。
時間があればラウンジでお茶を飲む。
そしてまた同じ部屋に戻る。
そして「ここをあの人も歩いたのか」と想像すること。
ペラパレスに泊まった、ではなく、ペラパレスで過ごした。
そこまで含めて、このツアーはホテルを選んでいるようにわたしには見えます。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
クラブツーリズムの11日間で巡る世界遺産6か所


もちろん王道もしっかり押さえています。
2027年3月出発までの旅程では、
- トロイ
- エフェソス
- パムッカレ
- カッパドキア
- ハットゥシャシュ
- イスタンブール歴史地区
という世界遺産6か所を巡ります。
さらに別料金のブルサ観光に参加すれば7か所。
11日間なので、短期のトルコツアーでは外れやすいハットゥシャシュまで入っています。
古代ギリシャ・ローマだけでなく、ヒッタイト、ビザンツ、オスマンまで。
歴史好きには、かなり振れ幅のある旅です。
トロイの先へ|アジア大陸最西端・ババカレにも立ち寄る
そして、この旅程を見ていてもうひとつ面白いと思ったのがババカレです。
トロイ遺跡を観光したあと、ツアーはさらにエーゲ海側へ進みます。
向かうのは、アジア大陸最西端の町ババカレ。
ババ岬、ババ要塞、ババ灯台を訪れ、
なんと、
「アジア最西端到達証明書」
までプレゼントされます。
こういうの、いいですよね。
世界遺産を何か所見たかとは違う種類の旅の記憶です。
帰国して写真を見ながら、



ここ、アジア大陸の一番西なんよ、行ってきた。
と誰かに話せる。
このツアーには、こういう少しだけ人に話したくなる場所が入っています。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
シニアにも嬉しい|「なるべく歩かず」楽しむトルコ周遊
ここからが、このツアーの設計のうまいところ。
「楽なツアー」と聞くと、観光地を少なくするイメージを持つかもしれません。
このツアーは、そうではありません。
パムッカレでは電動カートを利用


パムッカレは石灰棚だけを見ると、それほど大きく感じないかもしれません。
しかし世界遺産としては、古代都市ヒエラポリスまで含まれます。
これが広い。
遺跡好きなら見たいところですが、歩くとなると結構な距離です。
このツアーでは途中で電動カートを利用します。
派手なサービスではありませんが、こういうところは実際の旅行ではかなりありがたいと思います。
※画像はイメージです。
カッパドキアは4WDで奇岩の秘境へ


カッパドキアでは、
「4WD体験で、歩かずらくらくカッパドキアの奇岩秘境へ」
というプレミアムポイントが用意されています。
4WDというと若い人向けのアクティビティに見えますが、見方を変えると、大型バスでは入りにくい景観エリアまで効率よく行くための移動手段でもあります。
歩く量を増やさず、観光内容を濃くする。
これはうまい組み合わせです。
さらにカイマクル地下都市もしっかり観光します。
地上の奇岩だけでなく、地下まで。
カッパドキアはかなり楽しめる内容です。
長距離周遊だからこそトイレ付きバス


そして地味ながら、大事なのがトイレ付きバス。
トルコ国内を周遊するツアーは、どうしても長距離移動があります。
ペラパレスほど華やかなポイントではありませんが、参加する側からすると、



むしろこっちの方がありがたい
という方もいるのではないでしょうか。



トイレ休憩がいつになるか読みにくい長距離移動では、「水分はこまめに取りたい。でも次のトイレが気になる」ということもあります。
その点、トイレ付きバスが用意されているのは、年齢に関係なくありがたいポイントだと思いました。
派手ではありませんが、こういう不安への対策がきっちり取られていると、移動中の安心感がずいぶん違います。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
カッパドキアでは気球鑑賞とカイマクル地下都市も楽しめる


カッパドキアといえば、奇岩の上に気球が浮かぶ朝の景色を思い浮かべる方も多いと思います。
このツアーでは、出発時期によって気球の楽しみ方が少し変わります。
7~9月出発は離陸ポイントから気球を見学


7~9月出発では、これまでクラブツーリズムでは案内していなかった「離陸ポイントからの気球見学」が旅程に組み込まれています。
希望者は日の出前にホテルを出発し、気球の離陸場所へ。
特別席から、巨大なバルーンが準備され、少しずつ膨らみ、やがて空へ浮かび上がっていく様子を間近で見ることができます。
チャイとお菓子も用意されています。
気球に乗るわけではありません。
それでも、
カッパドキアの朝、奇岩の向こうへ次々と気球が上がっていく光景を、離陸地点から見る。
これは十分に「カッパドキアに来た」と感じられる体験だと思います。
参加しない場合は、そのままホテルで過ごすこともできます。
11月~2027年3月は有料の気球鑑賞ツアー
11月~2027年3月出発では、同じように離陸場所から気球を鑑賞するツアーが、オプショナルツアーとして用意されています。
料金は大人・小人ともに15,000円。
所要時間は移動を含めて約2時間で、目安は早朝4:00~6:00です。
こちらも気球に乗るツアーではなく、離陸準備から飛び立つ瞬間までを楽しむ内容です。
カッパドキアでは「気球に乗る」ことばかりに目が行きがちですが、
乗らなくても、飛び立つ瞬間を間近で見る。
そんな楽しみ方まで用意しているところも、このツアーらしいと思います。
なお、気球は天候の影響を大きく受けます。天候などの理由で運航されない場合があり、事前に飛ばないことが決まった場合は見学自体が割愛されます。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
イスタンブール観光は旧市街だけじゃない|アジア側とカドゥキョイへ
このツアー、イスタンブールも面白いです。
アヤソフィアやブルーモスクなどの王道観光だけで終わりません。
チャムルジャ・モスクからイスタンブールを一望


イスタンブール到着後には、アジア側を観光します。
訪れるのはチャムルジャ・モスク、そしてカドゥキョイ。
カドゥキョイは、歴史遺産を見るための場所というより、今のイスタンブールの空気を感じられる街です。
カフェや飲食店、ショップが並び、旧市街とはかなり雰囲気が違います。
ヨーロッパ側だけを見て帰るトルコツアーも多いなか、アジア側まで入れている。
これも「ちょっとその先」を見せる旅程だと思います。
※画像はチャムルジャ・モスクです。
ペラパレスに泊まって、夕食はロカンタ


さらに面白いのが夕食です。
ペラパレスに3連泊するツアーなのに、
トルコの大衆食堂「ロカンタ」で夕食。
わたしは、ここ好きです。
プレミアムツアーだからといって、高級レストランだけを並べていません。
ロカンタはトルコの人たちが普段利用する食堂。
料理が並んでいて、その中から選んで食べるようなお店も多くあります。
※画像はイメージです。



ロカンタに入ると、トルコの家庭料理が一目でわかります。
このツアーでは、ピデやケバブ、サチカヴルマ(トルコ風鉄板焼き)なども旅程の中で楽しみますが、ロカンタはまた少し雰囲気が違います。
スープ、煮込み料理、野菜料理、肉料理、ピラフなどがずらっと並び、どれにしようか目移りするほど。
「トルコの人たちは普段こんなものを食べているんだ」と、食卓の雰囲気まで感じられるのがロカンタの面白さです。
歴史ホテルもトルコ。
ロカンタもトルコ。
両方を見せる方が、旅として面白い。
高級なものだけが「本物」ではありません。
イスタンブールでは終日自由行動もある


さらに終日自由行動まで用意されています。
11日間ずっと添乗員さんについて歩くわけではありません。
ペラパレスでゆっくりするのもいい。
イスティクラル通りを歩いてもいい。



ペラパレスから歩いて行けるイスティクラル通り周辺には、バクラヴァやロクム、ハルヴァなどトルコの伝統菓子を楽しめるお店もたくさんあります。
老舗のハフズ・ムスタファ(Hafız Mustafa 1864)をはじめ、ギュッルオーゥル(Güllüoğlu)系のバクラヴァ店もあるので、自由時間にチャイと一緒に甘いもの休憩をするのもよさそうです。
少し足を延ばしてカラキョイまで下れば、有名なKaraköy Güllüoğluもあります。
ガラタ周辺へ行ってもいい。
まだ見ていないモスクや宮殿へ行ってもいい。
春の出発で時期が合えば、イスタンブールのチューリップを探しに行くのも楽しそうです。
旅の後半に、
「今日は自分で決めていい」
という一日がある。
これも大人向けの旅には大事だと思います。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
ボスポラス海峡クルーズ・トラム・YHT|移動も旅の体験に


この旅程では、移動手段もひとつではありません。
ボスポラス海峡クルーズに乗り、イスタンブールではトラム乗車を体験。
さらにアンカラからイスタンブールまでは高速列車YHTを利用します。
トルコ周遊というと、観光バスでずっと移動するイメージがありますが、
船、路面交通、鉄道まで入れて、移動そのものを旅の体験に変えている。
これもこのツアーらしいところです。
YHTは日本の新幹線ほどではありませんが、わたしも何度か利用していて快適な列車だと感じています。
一方で、駅構内では自分で荷物を動かす場面もあります。
「列車だから絶対に楽」とは言い切れませんが、何時間もバスで移動するだけではないという意味では、旅に変化が出ます。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
春から夏はチューリップ・バラ・ひまわりも楽しみ
クラブツーリズムでは、出発時期によって楽しめる花も紹介しています。
春のチューリップ、初夏のバラ、夏のひまわり。
もちろん花の開花時期は天候によって前後します。
それでも、
「どの観光地へ行くか」だけではなく、「いつトルコへ行くか」まで旅の楽しみにする。
そういう提案も、このツアーには合っています。


チューリップというとオランダのイメージが強いですが、原産地は中央アジアからトルコにかけての地域です。
オスマン帝国でも古くから愛され、そのためトルコのタイルワークやテキスタイル、装飾文様にはチューリップのモチーフがよく登場します。
のちにヨーロッパへ伝わった花なので、イスタンブールでチューリップを見ると、「トルコに里帰りした花」のようで、ちょっと見方が変わります。



トルコの装飾文様に登場するチューリップは、実物よりも細長く、すっと尖った形にデザインされていることが多いです。
タイルやテキスタイルを見るときは、ぜひ探してみてください。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
考察|この旅程を見ると、クラツーのお客さんが見えてくる
ここまで旅程を見て、わたしが一番面白いと思ったのはここです。
ペラパレス3連泊。
世界遺産6か所。
アジア大陸最西端。
4WD。
電動カート。
トイレ付きバス。
YHT。
気球鑑賞。
カドゥキョイ。
ロカンタ。
終日自由行動。
一見すると、まとまりがないように見えます。
でも、全部並べると人物像が浮かんできます。
歴史が好き。
世界遺産も見たい。
有名な場所だけでなく、ちょっと珍しいところにも行ってみたい。
いいホテルなら、その背景まで知って楽しみたい。
一方で、「若いうちしかできないような体力勝負の旅」をしたいわけではない。
そして、すべてお膳立てされるだけではなく、自分で街を歩く時間も欲しい。
クラブツーリズムは、そういう旅行者をかなり具体的に思い浮かべて、この旅程をつくっているようにわたしには見えます。
あとで人に話したくなる体験が、旅程のあちこちに散りばめられている。
これが、このツアー最大の魅力ではないでしょうか。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
このツアーがおすすめなのはこんな方
特に合いそうなのは、
- トルコの歴史や世界遺産に興味がある方
- 50代・60代以降でも観光をしっかり楽しみたい方
- 王道だけでは少し物足りない方
- ホテルにも旅の価値を求める方
- 長距離周遊の負担はできるだけ減らしたい方
- 添乗員同行の安心感も欲しい方
- イスタンブールでは自分の時間も欲しい方
です。
反対に、
短期間で主要観光地だけを見たい方、とにかく価格を抑えたい方、団体旅行より自由旅行を好む方には、別のツアーの方が合うと思います。
また、カッパドキアで絶対に気球に乗りたい方は、「気球鑑賞」と「気球搭乗」は別なので注意してください。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
2027年4月以降は旅程変更|ペラパレスは2連泊に
ここは注意が必要です。
今回紹介しているペラパレス3連泊、世界遺産6か所などの旅程は2027年3月出発まで。
2027年4月以降はペラパレスが2連泊となるなど、旅程内容が変更されます。
同じコース番号でも出発時期によって内容が違うため、「ペラパレスに3泊したい」という方は特に出発日を確認してください。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>
まとめ|ペラパレスだけではない、記憶に残るトルコツアー11日間
最初は、
「ペラパレスに3連泊?クラツー、やるな」
というところから旅程を見始めました。
でも、全部読んでみると、本当に面白いのはそこだけではありませんでした。
アジア大陸の一番西まで行く。
カッパドキアの空に上がる気球を見る。
4WDで奇岩の中へ入る。
ロカンタでトルコの日常の味を食べる。
列車でアンカラからイスタンブールへ向かう。
そして最後は、歴史あるペラパレスの部屋から金角湾を眺める。
華やかなものと素朴なもの。
古代と現代。
ヨーロッパ側とアジア側。
それを11日間の中で少しずつ見せてくれるツアーです。
単に「高いホテルに泊まるからプレミアム」なのではありません。
帰国したあと、「そういえばね」と誰かに話したくなる思い出がいくつも残りそうだから、プレミアム。
わたしは、このツアーをそんなふうに読みました。
『ANA往復直行便(羽田~イスタンブール間)/トルコ・グランド周遊11日間』
<プレミアムステージ>









